...あなたはあて事がお上手(じょうず)だから岡さんを譲って上げたらうまくあたったわ...
有島武郎 「或る女」
...わたくしよりあなたの方がお上手だと信じます...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...「まあ、お上手だわね、貴方これ迄屹度どこかの売子だつたんでせう...
薄田泣菫 「茶話」
...本当に、お上手よ...
太宰治 「春の枯葉」
...顔の怖いお上手者に過ぎないのです...
谷譲次 「踊る地平線」
...お師匠さま〔春琴のこと〕は舞がお上手(じょうず)だったそうにござりますが琴や三味線も五つ六つの時分から春松という検校さんに手ほどきをしておもらいなされそれからずっと稽古を励んでおられました...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...」「それは初っからお上手な人はありませんわ...
豊島与志雄 「運命のままに」
...」「所が英子さんなんかは生れつきお上手の方でしょう...
豊島与志雄 「運命のままに」
...もう大分お上手になったんだろう...
豊島与志雄 「恩人」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...馬のお上手でない相沢様を落馬させて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……たいへん、お上手ですわ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...望月(もちづき)さんのお上手なことったら」「いや...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...「まあ、お上手ですこと...
宮地嘉六 「老残」
...お上手でゐらつしやるからね...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...「お上手にお飲み下さいね」と申し上げるのだけれど...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...貴下(あなた)の露西亜(ロシア)語が外国人とは思われぬ位お上手なことと...
夢野久作 「死後の恋」
...あなたは山登りはお上手ですか...
横光利一 「旅愁」
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