...お口がお上手なのね...
海野十三 「共軛回転弾」
...お師匠さま〔春琴のこと〕は舞がお上手(じょうず)だったそうにござりますが琴や三味線も五つ六つの時分から春松という検校さんに手ほどきをしておもらいなされそれからずっと稽古を励んでおられました...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...馬がお上手だったわねえ! こう力いっぱい手綱を引きしめてらっしゃる時の姿の...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...なんぞ持っていってお上手(じょうず)したんかもしれん...
壺井栄 「二十四の瞳」
...「静子さんはお上手だから私と橋本さんとでかかりましょう...
豊島与志雄 「運命のままに」
...「瀬川さんは随分でたらめの話がお上手ね...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...お上手でいらっしゃるわね...
豊島与志雄 「化生のもの」
...」「お上手らしくないから...
豊島与志雄 「化生のもの」
...お隣りの唄のお上手な方へも...
直木三十五 「南国太平記」
...「旦那様はさぞ猟がお上手でいらっしゃいましょうね」日当りの好い南向(みなみむき)の座敷に取り残された二人は急に静かになった...
夏目漱石 「明暗」
...パリにいる日本の女の方たちは舞踏室(ダンシング)でのトレーニングはお上手でしょうが...
久生十蘭 「だいこん」
...とりわけ熱い紅茶を音をたてずに飲むことがお上手で...
久生十蘭 「だいこん」
...百人一首など何年ぶりでしょう! あなたはお上手らしいという定評でしたがいかが? そう?一九四〇・一・四...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あなた凧上げお上手でしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...特別にお好きなせいかお描(か)きになることもお上手(じょうず)であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おじさまは相当お上手なのね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...貴下(あなた)の露西亜(ロシア)語が外国人とは思われぬ位お上手なことと...
夢野久作 「死後の恋」
...刺繍(ぬいとり)をする事が取分けてお上手だったそうで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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