...しかしこちらの心もちは相手のお上さんには通じてゐた...
芥川龍之介 「貝殼」
...大元洋行のお上さんは...
芥川龍之介 「長江游記」
...その親戚は三遊派の「五りん」とかいうもののお上さんだった...
芥川龍之介 「本所両国」
...そのくつはたしかにくつ屋のお上さんが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「赤いくつ」
...お上さんの頭から逐い払えばいいじゃありませんか...
豊島与志雄 「崖下の池」
...牛乳店のお上さんのオーレリーは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこへ旅館のお上さんが来て...
豊島与志雄 「初秋海浜記」
...近所のお上さんたちの間だけの他愛もない噂だったが...
豊島与志雄 「絶縁体」
...」実際親切なお上さんという名前に至当な彼女は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ヴィーニュ・サン・マルセル街のお上さんたちの間に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鯉の絵や富士山の絵の一本拾銭の白い扇子は毎日々々私の根気と平行して売れて行つた破船のやうな青いペンキ塗りの社宅を越すと千軒長屋の汚ない坑夫部屋が芋虫のやうに並んでゐてお上さん達は皆私を待つてゐてくれた...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...鳶(とび)の頭(かしら)をしていると云う階下のお上さんの旦那にも会う...
林芙美子 「新版 放浪記」
...お上さん達は口々に何かつぶやいているのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...酒場ではお上さんが...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...中にも一番物分かりの好いと云う評判のお上さんの話がこうだ...
森鴎外 「雁」
...お上さんの耳に届く...
森鴎外 「雁」
...わたくしはお上さんに來意を述べた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...)お上さんは留守らしいね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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