...真っ青になって口も利けなくなった師団長の高慢なシャッポを蹴飛ばして来たのだ...
江森盛彌 「赤兵の歌」
...鮎子への愛情を古くなったシャッポでも捨てるみたいに簡単に捨てることはできなかった...
高見順 「如何なる星の下に」
...これにはシャッポだ...
辻潤 「だだをこねる」
...当り前のシャッポを冠(かぶ)る...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...四角なシャッポを冠っている」とこう謂(い)われる...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...あの山形のシャッポ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...」「シャッポも飛ばさな...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...その政治やイデオロギイのシャッポをかぶっているような...
三好十郎 「俳優への手紙」
...……花には特別の罪はないのかもしれないがおれはこいつだけにはどうしたってシャッポを脱がずにはいられない...
山本周五郎 「陽気な客」
...シャッポを阿弥陀にしていはしまいかと思われる位である...
夢野久作 「暗黒公使」
...コンナ頭のいい恐ろしい学者が人間世界に居ようとは夢にも思わなかったので今一度シャッポを脱いで窓の前を退散した...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...この通りシャッポを脱ぐよ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...これから仲よくしてくれい」吾輩は黙ってシャッポを脱いで...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...おやじのシャッポ新しい言葉の字引きなぞいう書物が近頃流行するが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「おやじのシャッポ(ポコペンとか駄目とかいう意味)がホームラン(流連(いつづけ)のこと)」だの...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...……シャッポを冠り直せ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...今一度シャッポを脱がずにはいられなくなるであろう……と……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そのような人々は済ないがモウ一度シャッポを冠(かむ)り直して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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