...おまけに山は満員で...
石川欣一 「山を思う」
...おまけに丸善で幾冊か新しい本を買へようといふものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...おまけに稚拙(ちせつ)なサインがしてあるのが...
田中英光 「オリンポスの果実」
...おまけに臀(しり)の端(はた)へ砂を着けたまま歩き廻るので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...おまけに、ねこのそばへよって、鼻のさきで腹を軽くとんとつき、それから、がちょうとなにやら話し始めたときのその身ぶりといい、声といい、しっぽのふりぐあいといい、なかなか気さくな女と見える...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...おまけに『もやもやした風采』(と或る時の婦人連の会話の中で自分の風采が評されていたのを...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...おまけに二階家と来てるんですもの...
徳田秋声 「黴」
...――伯父は非常に聴き取りにくい早弁で、おまけに、それを聞き返されるのが大嫌いであった...
中島敦 「斗南先生」
...おまけにありがたいことには成績は秘密ということになっている...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...おまけに懲戒下船の手続をとられたのだ...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...おまけに夏の陽が照りつけていた...
本庄陸男 「石狩川」
...おまけに秋は途法もなく早く霜を降した...
本庄陸男 「とも喰い」
...おまけに何度も言う通り...
牧逸馬 「運命のSOS」
...「おまけに少しは金にもなるしかたがある」と言った...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...おまけに杉はとにかく南から来る強い風を防いでゐるのでした...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...おまけに「世間はこれ位のものか」という気になっている...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...おまけに精力がとても強くなりましてね...
夢野久作 「一足お先に」
...なんてざまだい! おまけにそれが...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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