...おまけにそこには...
芥川龍之介 「藪の中」
...おまけに、召使たちは絹のリボンをナイチンゲールの足にゆわえつけて、それをしっかりと持っているのです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「ナイチンゲール」
...おまけに眼もあやな衣裳(いしょう)を纏(まと)った綺羅子に比べれば気が楽でした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...一日じゅう、ルカー・アレクサンドルィチのおともをして歩きまわった旅行のおかげで、へとへとにつかれ、耳や足がすっかりこごえ、おまけに、ひどくおなかがすいていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...おまけに二階家と来てるんですもの...
徳田秋声 「黴」
...おまけに一つ一つの思い出が...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...おまけにまだその先には...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...昨夜はあなたの前で少々激(げき)しすぎましたよ……おまけに妙にいらいらして失禮でした...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...おまけに誰かれの見境いもなく...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...おまけに彼は街を歩くのに...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...おまけに、一つの姓は「フランシス」だ...
牧逸馬 「土から手が」
...おまけに肩のところから...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...おまけに頭でないところを...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ならずもの」
...これでも小屋だってのか?中庭(なかにわ)や、庭園(ていえん)や、温室(おんしつ)や、大理石(だいりせき)の像(ぞう)が見えないのか? これでも小屋だってのか? 犬小屋ってもののまわりには、ブナの木立(こだち)や、ハシバミのやぶや、こんもりとした茂(しげ)みや、カシワの木や、モミの木や、おまけに、えもののいっぱいいる猟場(りょうば)まで持った公園があるのか? ワン、ワン、ワン...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...おまけに、屋根(やね)の上には裁判官(さいばんかん)がいて、『そのわるものをつれてこい』と、どなりたてるしまつなんです...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ブレーメンの音楽師」
...「おまけにこっちは居職(いじょく)だ...
山本周五郎 「さぶ」
...おまけに吾輩は内地の騎兵軍曹の古服を着て...
夢野久作 「爆弾太平記」
...源次郎氏が通る前にS岳峠を越えた者は一人や二人じゃなかったらしいので……おまけに現場附近は...
夢野久作 「復讐」
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