例文・使い方一覧でみる「おのれ」の意味
スポンサーリンク...われはおのれより穉き子供二三人と向ひなる尖帽僧（カツプチノオ）の寺の前にて遊びき... 
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ただし欧米の方法は慎重に取捨してこれをおのれに資することを期すべきである...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...おのれの動作がへまになつた...
太宰治 「猿面冠者」
...おのれの高い趣味を...
太宰治 「清貧譚」
...おのれひとりの趣味の杖にて...
太宰治 「創生記」
...まづまつさきにおのれのからだへ釘をうつ...
太宰治 「道化の華」
...おのれの意志を規範にまで高めるのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おのれの専門外の芸術をもあえて批評する芸術家らの滑稽（こっけい）なことを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今や自らおのれを咎めてるもののようであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第二はおのれの属する階級に応じての各人の義務...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...戦士が楯（たて）を拾い上げるようにおのれの冷静を回復した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...武士は常におのれ独りで生きているのではないから……いざ！」云い終るのといっしょに...
山本周五郎 「新潮記」
...「おのれは……」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...おのれも、熊楠の手の者か』『面倒くせえっ』外郎売の男は、萩乃を組みふせて、声を出さないように、顔を布（ぬの）で縛った...
吉川英治 「篝火の女」
...でんと、雨溜（だま）りの地へ、十之丞が投げつけられた時、「おのれッ」と、同僚の島田左京が、甚内の横から斬りつけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「おのれっ」投げたのは...
吉川英治 「親鸞」
...おのれは！」こう呶鳴ったのは孫兵衛の錆（さ）び声...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...汝（おのれ）は」「何者でもよい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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