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違星北斗 「北斗帖」
...恐竜はおとなしいね」伯爵隊長の話は...
海野十三 「恐竜島」
...」おとなしい岩田氏は幾らか喧嘩腰になつて心持顔を赤めて言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...おとなしい家畜だが...
種田山頭火 「旅日記」
...その女は初会(しょかい)から清三の人並みすぐれた男ぶりとやさしいおとなしい様子とになみなみならぬ情を見せたのであるが...
田山花袋 「田舎教師」
...さっきからおとなしい健をうしろ向けに抱きあげて膝にのせながら縁に腰をおろした...
壺井栄 「大根の葉」
...笹村をおとなしいとばかりも言えないと思った...
徳田秋声 「黴」
...もっとおとなしい気持ちでおればよろしいんですがね...
豊島与志雄 「未亡人」
...すぐ隣りのおとなしい梅園の手を引っ張った...
直木三十五 「南国太平記」
...このおとなしい花が累々(るいるい)とどこまでも空裏(くうり)に蔓(はびこ)る様(さま)を見上げて...
夏目漱石 「草枕」
...「あんなおとなしい坊さんを...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...熊はくるがおとなしいよ...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...その次はほんとに物のわかったおとなしい人だと思ったの...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...というのは、彼はおとなしい、やさしい子供でしたが、大きくなって、とてもえらい詩人になったからです!禿げた頂上――話のあとで――ユースタス・ブライトはビレラフォンの伝説を、まるで本当に彼が翼のある馬に乗って飛ばしているかのような熱意と元気とで話した...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...やがて無口なおとなしい爺やが鍵束(かぎたば)をじゃらつかせながら帰って行き...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...おとなしいやうなふりをして...
宮原晃一郎 「動く海底」
...彼女はおそい・ひ弱な・おとなしい・たちである上に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...八つになるまことにおとなしい子だったそうである...
柳田国男 「雪国の春」
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