...おとなしい児であっただけ...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...おとなしい淑やかだとほめられる女の方が...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...おとなしい素直な...
太宰治 「風の便り」
...春樹君はおとなしい画家である...
種田山頭火 「旅日記」
...……おとなしい人だけれど...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...おとなしい小娘のようで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すぐ隣りのおとなしい梅園の手を引っ張った...
直木三十五 「南国太平記」
...いろいろ路を聞いて出て来ました」とおとなしい返事をして置いた...
夏目漱石 「坑夫」
...おとなしいお關さんの方から仕掛けたやうなものです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...熊はくるがおとなしいよ...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...見とって、はがいいわ」「フフフ……」「なんでも屋」は、マンの顔を、じろじろと見て、妙な笑いかたをし、「そりばって、マンさんが嫁女(よめじょ)になったら、はげしいメンピンになるとじゃろうもん……?」「あたし、亭主が理不尽なことせんかぎり、おとなしい、ええおかみさんになるつもりよ」「そういえば」と、諸式屋は、なにか思いついたように、「マンさんは、玉井さんと夫婦になるそうじゃねえ?」「誰が、そんなこと、いうの?」「玉井さんが、話しよったばい」「馬鹿にしとるわ...
火野葦平 「花と龍」
...おとなしい話ぶり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...おとなしい客で、笑ひが静かだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...無口なおとなしい青年であった...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...おとなしいやうなふりをして...
宮原晃一郎 「動く海底」
...こんなおとなしい男だからねえ...
三好十郎 「その人を知らず」
...おほかぜくんは しずかな おとなしい はるかぜくんに なつてゐました...
村山籌子 「けが を した おほかぜくん」
...村の女たちに比べるとまだおとなしいほうです...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
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