...蝌斗(おたまじゃくし)が畑の中を泳ぎ廻ったりした...
有島武郎 「カインの末裔」
...お前はおたまじゃくしのような姿をしているよ...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...ちょうどおたまじゃくしに足が二本生えかかったぐらいの程度だろうか...
大杉栄 「獄中消息」
......
竹内浩三 「十二ヶ月」
...おたまじゃくしが...
太宰治 「虚構の春」
...作曲する? おたまじゃくしさえ読めるかどうか...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...池のみぎわでおたまじゃくしの行列を見る事もある...
寺田寅彦 「池」
...練兵場の溝(どぶ)の中にはおたまじゃくしがいる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一坪に足らぬ腐れた水でも御玉杓子(おたまじゃくし)のうじょうじょ湧(わ)く所は怖しい...
夏目漱石 「虞美人草」
...蠢々(しゅんしゅん)として御玉杓子(おたまじゃくし)のごとく動いていたものは突然とこの底のない坑(あな)のうちに落ちて...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...おたまじゃくしの通りピアノを叩いても...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...牛(うし)が淵(ふち)へおたまじゃくしを掬(すく)いにゆけたり...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...牛が淵でおたまじゃくしを掬(すく)った...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...そのなかをおたまじゃくしが泳ぎ廻っている...
原民喜 「永遠のみどり」
...私のはまだおたまじゃくしとまでも行かない娘たち...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのとき九時を三十分過ぎた針がおたまじゃくしのようにちょろちょろ泳いでいるように見えた...
室生犀星 「香爐を盗む」
...おたまじゃくしにんじんは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...おおらかに張り渡した傾斜のうえにはおたまじゃくしに似た薄雲(うすぐも)がちらちらと散らばって...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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