...さっさと通り抜けておしまいなされましたか...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...その二人の者をご自分のお召使いに取っておしまいになり...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...「おしまいまで見ていないですぐお帰りになるといいわ」家内は玄関の式台に立って見送り...
太宰治 「畜犬談」
...それがおしまいにはクレオパトラになったり...
寺田寅彦 「空想日録」
...そうしてそれにかまわずいつまでもそれに執着していればおしまいには気違い扱いにされ...
寺田寅彦 「時事雑感」
...そして結局相撲は取らないでおしまいになるのである...
寺田寅彦 「田園雑感」
...ああ人間もこうなってはもうおしまいだ...
永井荷風 「妾宅」
...それで万事おしまいである...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...いよいよおしまいに...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...『するとおしまいに...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...「焼いておしまいなさい……」と彼はいおうとしたが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...きりがないから、宛名の余白のあるうちに、これでおしまい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すぐに京へ行く」と仰せになってそのまま行っておしまいになろうとした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おとなしく死んでおしまいなさいよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんなに一息に何もかも過ぎ去らせておしまいなさいますな...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...)あなたがそうしておしまいなさったのでございますから...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...「雪はもうおしまいだ...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...彼らはもうおしまいにしようと切っかけを捜しながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索