...一旦依怙地(えこじ)となったら...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...タカを括(くく)り過ぎて依怙地(えこじ)になられては厄介(やっかい)なので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...此方も依怙地(えこじ)に追いかけて行って...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...タカを括り過ぎて依怙地(えこじ)になられては厄介なので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...もし政府が神経質で依怙地(えこじ)になって社会主義者を堰かなかったならば...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...依怙地(えこじ)に生命を捨ててしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「そう依故地(えこじ)を仰(おっ)しゃればそれまでです」「御前は人を理窟ぽいとか何とかいって攻撃するくせに...
夏目漱石 「道草」
...若い者はとんだところで依怙地(えこじ)になるものだ」平次はとうとう御輿(みこし)をあげました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」ドンドン降ってくれ、私が埋まる程、私はえこじに、傘をクルクルまわして歩いた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...依怙地(えこじ)に覗こうとするように...
森鴎外 「かのように」
...軍医もこんな依怙地(えこじ)な心臓にゃあこれまでおめにかかったことがねえって...
山本周五郎 「青べか物語」
...よけいに慎吾を依怙地(えこじ)にさせた...
吉川英治 「銀河まつり」
...いやに依怙地(えこじ)にできてやがる」脱(と)った蓆を抛りだして...
吉川英治 「剣難女難」
...依怙地(えこじ)の底に愛嬌みたいな楽天性のあることが...
吉川英治 「私本太平記」
...お前さん方に謝ってもらう筋はないんだ」「依怙地(えこじ)だな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そういう依怙地(えこじ)に出来ている人間じゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...妙な依怙地(えこじ)になって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...依怙地(えこじ)な兄さんだから...
吉川英治 「松のや露八」
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