...うんとこさやってきたぞ! おれたちだけじゃ...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「みにくいアヒルの子」
...うんとこさと背中にかつぎあげたのだ...
梅崎春生 「蜆」
...蛔虫に十二指腸虫の卵がうんとこさ見えた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...うんとこさと言いねえな」かかる場合に...
中里介山 「大菩薩峠」
...うんとこさと綿のはいった褞袍(どてら)をじだらくに着こんで前はだけになっていたものだから...
久生十蘭 「生霊」
...中にはまだ賣れ殘りらしい氷がうんとこさ積んでありました...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...あっちでうんとこさお辞儀しなくてはならないようなときばっかり行っているのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うんとこさお金をくれさえすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...うんとこさ鞭うってやるところだが」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...立派な・ほむべき・教訓をうんとこさ我々に提供している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうかそれらを使ってうんとこさわたしをぶんなぐって下さい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その人よその子をうんとこさ集めて来たのよ...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...――十月になると山鳥だの鶫(つぐみ)だのがうんとこさ獲れるんだよ...
山本周五郎 「契りきぬ」
...お猿のチヤンチヤンコみたいな祝物をうんとこさと持ち込まれ...
吉川英治 「折々の記」
...わしなどは、若い時代を、木曾殿の軍(いくさ)に加担して、ぞんぶんに合戦の中で果してしまったが……」「僧の生活には、気を吐くとか、腕力を出すとか、汗をながすとかいう生活はありませんから、常人の若い者より、よけいになにか、こう体のうちに鬱屈(うっくつ)している元気とでもいうようなものが、血の底に溜(たま)って、それがひどくなると、暗鬱(あんうつ)にさえなってくるのじゃないかと思います」「ひとつ、そんな時には、うんとこさと、暴れるんだな」「暴れるったって、どういうことをしていいか分りませんし」「なんでもいいから、汗と鬱気(うっき)を出してしまうんだ...
吉川英治 「親鸞」
...うんとこさと魚が来て跳ねているので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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