...うろんくさいものがいりこむのをふせいだり...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...それがしの人魚の話もいよいようろんの事になって...
太宰治 「新釈諸国噺」
...胡乱(うろん)そうに中を覗(のぞ)いたりしているのが...
橘外男 「葛根湯」
...音楽(おんがく)や文学(ぶんがく)や社会問題(しゃかいもんだい)やそのほかにいろいろなものについて多(おお)くの評論(ひょうろん)があります...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...老いたる者は死すべしだ!」クリストフはそれらの妄論(もうろん)に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女のいたずらに使う胡乱(うろん)な言葉を通して...
夏目漱石 「明暗」
...こいつうろんと引っとらえと...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...この理屈は『貨幣職能論(かへいしょくのうろん)』という本にちゃんと書いてある...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...うろんなところはどこにもない...
久生十蘭 「あなたも私も」
...きのう巡査(じゅんさ)との争論(そうろん)を見物した人たちは残(のこ)らず出て来たし...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...それは信用して頂きたいと思うのです」「そんなことは信ずるも信じないも……そんな土産物などは家の者に渡せばいいではないか」一の四「それがいちおうお眼にかけませんとうろんに思われるかもしれませんので...
山本周五郎 「思い違い物語」
...立退くように申し渡しているところでございます」「うろんなこととは...
山本周五郎 「菊千代抄」
...何かしら胡乱(うろん)臭いと思ったのであろう...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...無恰好なゴム長靴を穿いて一瞬間私を胡乱(うろん)臭そうな眼付で見たが...
夢野久作 「冥土行進曲」
...この人々と築城論試合(ちくじょうろんじあい)をして勝抜(かちぬ)きにいいやぶることは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...空論(くうろん)にては申されぬ」とはねつけて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...二「築城論(ちくじょうろん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...国境論者(こくけうろんしや)は別隊を率(ひき)ゐて別(べつ)に探検(たんけん)すべしとの語を発(はつ)せしむるに至(いたり)たる程なりき...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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