...うろこ雲で飾られた青空を仰いだ...
有島武郎 「或る女」
...伊勢(いせ)の国までおちのびて二見(ふたみ)ヶ浦(うら)にかくれしがここにもこわや切髪(きりかみ)の淡島様(あはしまさま)の千羽鶴(せんばづる)一羽(いちは)がとべばまた一羽(いちは)岩のうへより鳥居(とりゐ)より空一面のうろこ雲...
竹久夢二 「どんたく」
...それはたいへんうつくしいうろこ雲であつた...
立原道造 「夜に就て」
...そらいちめんに青白いうろこ雲が浮かび月はその一切れに入って鈍い虹を掲げる...
宮澤賢治 「うろこ雲」
...その下をまっ白なうろこ雲がどんどん東へ走り...
宮沢賢治 「風の又三郎」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...高いうろこ雲が月を隠していた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...うろこ雲の徐々とした歩みに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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