...それが外側にあるもう一つの大きなじょうぶな輪の軸受けあなへはいっている...
海野十三 「宇宙の迷子」
...じょうぶな鋼鉄のわくとをくみあわせて...
海野十三 「宇宙の迷子」
...明智探偵は大じょうぶなのでしょうか...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...細いけれどもじょうぶな縄ばしごをとりだし...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...からだのじょうぶな団員ばかり七人...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...じょうぶな方の犬も出て来ません...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...恥しいのでうぶな姿を茂みに潜ませて聞き手が沈默してゐるのを知つてゐる樣に啼き出す耳の故かも知れないが啼き初める時の二言三言は未だ少し下手だ...
千家元麿 「自分は見た」
...いたってじょうぶなほうでしたが...
高山毅 「福沢諭吉」
...百姓の娘にしてあれだからのう」「百姓の娘だけに、うぶなところと、親身のところが、親玉のお気に召したというのだなあ」「いいや、お蘭も、百姓の娘たあいうけど、てとりものじゃ、商売人にも負けねえということじゃて」「親玉をうまくまるめ込んでいることじゃろうがのう」「親玉ばかりじゃありゃせん、その道ではお蘭も、なかなかの好(す)き者(もの)でのう」「はあて」「お蘭もあれで、親玉に負けない好き者じゃでのう、お蘭の手にかかった男もたんとあるとやら、まあ、男たらしの淫婦じゃてのう」「親玉のお手がついてからでもか」「うむうむ、かえってそれをいいことにしてのう、今までのように土臭い若衆なんぞは、てんで相手にせず、中小姓(ちゅうこしょう)じゃの、用人じゃの、お出入りのさむらい衆じゃの、気のありそうなのは、まんべんなく手を出したり、足を出したりするそうじゃてのう」「はて、さて、そりゃまた一騒ぎあらんことかい」「どうれ」「どっこい」「もう一廻り、見て、お開きと致そうかいなあ」「そうじゃ、そうじゃ」「どうれ」「どっこい」こう言って、彼等は、煙草の吸殻を踏み消し、御用提灯を取り上げて、背のびをしたり、欠伸(あくび)をしたりしながら立ち上る...
中里介山 「大菩薩峠」
...気前と心意気にはうぶなところがまる残りなんだから掘出し物さ...
中里介山 「大菩薩峠」
...色子上りらしくないうぶな性格で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...だいじょうぶなにを言っても聞こえやしませんよ」わたしはむろん...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...これを「うぶな心」といってもよい...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...品物はうぶな姿で私達に接しました...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...世間知らずのうぶなお嬢さんにみえるかと思うと...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...それがいまは、まったくうぶな、生娘のようにしか思えない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...井伊兵部直政(いいひょうぶなおまさ)の赤一色の旗さし物や人数が...
吉川英治 「新書太閤記」
...うぶな小判をこう持っているのは怪しいよりは怖ろしい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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