...それがかごをとりまく大きいじょうぶな輪(わ)の軸受けあなへはいっている...
海野十三 「宇宙の迷子」
...じょうぶな絹ひもで作ったなわばしご...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...じょうぶなひもをにぎると...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...お孃さんの隱れる岡をじようぶな(すき)が澤山あつたらよいなあ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...じようぶなスカートをくはへました...
鈴木三重吉 「青い顔かけの勇士」
...またもとのとおりのじょうぶなからだにかえりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...『女(おんな)の子(こ)であってもじょうぶなら...
高山毅 「福沢諭吉」
...全くのうぶな檜材(ひのきざい)ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...わたしたちは野菜物(やさいもの)やおおいの要(い)らないじょうぶな花を作っていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...薄鳶色の、うぶな、子供らしい手だが、手首はふとくおとなのようで、ごつごつと骨が盛り上っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...詩情としては全くうぶな情操と...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...ほぼうぶな形をもって今日までも続いてきた...
柳田国男 「山の人生」
...「その、あれなんだがよ、ちょっと云いにくいことなんだがよ」彼はしきりにうしろ頸を掻いたり撫でたりした、「こいつはたんばさんだから云えるんだが、くに子のやつはまあ箱入り女房さね、世間ずれのしていねえ、うぶなこたあ、これまでなんども話したとおりなんだが、それにしてもげせねえことがあるんだ」老人は黙って、膝(ひざ)の前にある詰め将棋の盤を見まもりながら、徳さんのあとの言葉を待った...
山本周五郎 「季節のない街」
...それがいまは、まったくうぶな、生娘のようにしか思えない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...井伊兵部直政(いいひょうぶなおまさ)の赤一色の旗さし物や人数が...
吉川英治 「新書太閤記」
...折ふし松葉宿(まつばのしゅく)に駐屯(ちゅうとん)していた井伊兵部直政(いいひょうぶなおまさ)だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...井伊兵部直政(ひょうぶなおまさ)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...かれは遠州井伊谷(いいだに)の井伊兵部直政(いいひょうぶなおまさ)の門をたたいていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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