...前後左右から頸(うなじ)をのばした気味悪さは...
芥川龍之介 「邪宗門」
...その頸(うなじ)を見た時に...
芥川龍之介 「偸盗」
...その軟(やはらか)き兩臂は俄に我頸(うなじ)を卷きて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...白き頸(うなじ)も赤らみたる...
泉鏡花 「紫陽花」
...頸(うなじ)を伸(のば)して...
泉鏡花 「婦系図」
...みょうなじいさんが...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...しなびたようなじいさんだ...
江戸川乱歩 「影男」
...そうして両腕を私の項(うなじ)に廻して羽二重の結び目をはらりと解いた...
谷崎潤一郎 「秘密」
...今や「味方にさせてくれ」と称して自分の足下に項(うなじ)を垂れているのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...だだっぴろい項(うなじ)だの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ペトゥローの項(うなじ)をがんと一つ喰らはせた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...さもないと汝(うぬ)たちの豚面を項(うなじ)の方へ向けて捩ぢまげて呉れるぞ!』その言葉の終るのも待たずに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...今まで己の項(うなじ)を押屈(おしかが)めていた古臭い錯雑した智識(ちしき)の重荷が卸されてしまうような...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...捲きながらこめかみとうなじにまつわりつき...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
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三好達治 「一點鐘」
...私はそれに氣をとられて讀んでゐた本を机の上に置かうとしてうなじを上げた...
三好達治 「艸千里」
...乃美は項(うなじ)を一刀切ったが...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...廟威(びょうい)の失墜を見ようとは……」共にすすり哭(な)く伏皇后の白い御頸(おんうなじ)に...
吉川英治 「三国志」
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