...ついうとうとと眠るのが...
石原純 「トーマス・エディソン」
...へとへとになって夜机に向かいながらついうとうとし...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...うとうと眠りかけたら...
太宰治 「貨幣」
...長いあいだうとうとしていた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...それからだいぶうとうとしく暮らした...
田山花袋 「田舎教師」
...疑いもなくヴェリチャーニノフはうとうとしかけていて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...うとうと居眠りをしてる橋番の前を...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...うとうとと秋蝉の鳴く声聞いて...
中原中也 「干物」
...姉の由紀子とはそれっ切り元のうとうとしい関係に還り...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それほどまで親かった昇と俄に疏々(うとうと)しくなったといい...
二葉亭四迷 「浮雲」
...うとうとゝすると...
牧野信一 「湖の夢」
...つい知らず識(し)らずうとうととしてしまうのだ...
室生犀星 「寂しき魚」
...八はこんな風で彼此(かれこれ)三十分もうとうとしてゐた...
森鴎外 「金貨」
...それからは夕方になるまでうとうとしていた...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...飛びかかって彼に縄をうとうとしたところ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...隼人はながいあいだうとうとしていた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...谷の中からとうとうと金鼓(きんこ)や銅鑼(どら)の声がするし...
吉川英治 「三国志」
...にんじんがうとうとしはじめた頃...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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