...(こんどは自分が食いかく)ミューズを老いぼれ婆にしくさったチョコレットめ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...おや/\裏庭(うらには)の榎(えのき)の大木(たいぼく)の彼(あ)の葉(は)が散込(ちりこ)むにしては風(かぜ)もないがと...
泉鏡花 「怪談女の輪」
...二年前にこの老耄(おいぼれ)が...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...第三は閨房(けいぼう)にある美しい平常着の姿を現わすともいわれよう...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...」おくみは珍らしいぼん/\の袋を指で吊るしながら言つた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...人の噂に味方(みかた)の敗北(はいぼく)を聞く毎(ごと)に...
高山樗牛 「瀧口入道」
...「しからばせがれの新兵衛を世話してやろう」とかさねて御じょうがござりましたときに、美作どの御子息しんべえどのをかえりみられ、「いや/\、御辞退申した方がよいぞ、殿にだまされてわるびれてはならぬぞ」と申されましたので、から/\とおわらいなされ、「老いぼれめ、己をうたがっているな、そんなに己がうそつきに見えるか」と仰っしゃって、そのゝちほんとうに新兵衛どのをお取りたてになりました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...うちの老いぼれ婆(ばあ)さん――つまり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...親戚(しんせき)の死したる時敬慕(けいぼ)の情(じやう)を表す爲其肉を食ふとか...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...ところでこの老耄(おいぼれ)にやった手紙には...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...老耄(おいぼれ)の乞食(こじき)めが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...卯平(うへい)は其(そ)の一つさへ滿足(まんぞく)に嚥(の)み下(くだ)さうとするには寧(むし)ろ粗剛(こは)いぼろ/\な飯(めし)よりも容易(ようい)でなかつた...
長塚節 「土」
...大菩薩峠(だいぼさつとうげ)の山々峰々垣をつくりて...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...老いぼれとはけしからぬ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...大木(たいぼく)のニレやブナの向こうに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...軒(のき)の下や大木(たいぼく)の蔭(かげ)に...
柳田国男 「母の手毬歌」
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山之口貘 「鮪に鰯」
...焚(た)きにおう名木(めいぼく)のかおりが...
吉川英治 「親鸞」
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