...棘(いばら)のひかげへすみれぐさ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...キリストと共に棘(いばら)の冕(かんむり)を冠(かむら)しめられて信者は彼と共に義の冕を戴くの特権に与かるのである...
内村鑑三 「聖書の読方」
...海原真帆子(かいばらまほこ)こそ幸運なる副司令の芸名だった!...
海野十三 「間諜座事件」
...荊棘(いばら)の道を勇敢に掻き分けて進みます...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...あるいはしわくちゃのハンケチを持った手を絞り消して絞り明けると白いばらの花束を整える手に変わる...
寺田寅彦 「映画芸術」
...そのあたりは松の木や荊(いばら)が生い茂っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...あとで聞いたら雲實(じやけついばら)とも黄皀莢(さるかけいばら)ともいふ花であつた...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...野茨(のいばら)――栗の葉も白い葉裏をひるがえしておりましょう...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...棘(いばら)や木の枝が...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...荊棘(いばら)や辛勞をも受けるであらう時期...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...貝原益軒(かいばらえきけん)の『日本釈名(にほんしゃくみょう)』には「藜(アカザ)...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...かえりに丸ビルのはいばらにまわってこんな紙みつけてきました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...遠州榛原(はいばら)郡金谷宿の言伝えに...
柳田國男 「地名の研究」
...貝原益軒(かいばらえきけん)の『西北紀行』があって...
柳田国男 「雪国の春」
...茨(いばら)の棘(とげ)の先にでも触れるように...
山本周五郎 「さぶ」
...茨(いばら)にからまれたお燕の袂を...
吉川英治 「大岡越前」
...四方は荊棘(いばら)のみだ...
吉川英治 「三国志」
...老腹(おいばら)を切って...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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