...健康らしいばら色を帯びた容貌(ようぼう)や...
有島武郎 「或る女」
...棘(いばら)の道を走るべきか...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...茨(いばら)に刺された傷の痕(あと)を...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...土は爾の為に荊棘(いばら)と薊(あざみ)を生ずべし...
徳冨蘆花 「草とり」
...銀の荊棘(いばら)の冠をかぶり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...樹木は荊棘(いばら)の方へ身をかがめ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...独創の気というものは不遇の茨(いばら)の中から開けるものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...後になりてぞ聞き侍りしからたちの荊棘(いばら)がもとにぬぎ掛くる蛇の衣にありといはなくに篠のめをさわたる蛇の衣ならばぬぎて捨てむにまたも着めやも比叡の山のいたゞきなる四明が嶽にのぼりて雨にあひ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...やっかいばらいをするにも...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...山口和は越後水原(すいばら)の人で...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...荊棘(いばら)が一杯生えて居つて...
森鴎外 「假名遣意見」
...一方にはまた「棘(いばら)の中のギス」およびその次の句のような...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「さぶは榛原(はいばら)っていうかもしれない...
山本周五郎 「さぶ」
...茨(いばら)の棘(とげ)の先にでも触れるように...
山本周五郎 「さぶ」
...政途の茨(いばら)...
吉川英治 「私本太平記」
...茨木(いばらき)の中川清秀も...
吉川英治 「新書太閤記」
...茨(いばら)のトゲを頬ばっているように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...(当時聞ゆる茨組(いばらぐみ)ぞ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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