...刻一刻(こくいっこく)に身体も顔も変ってきて...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...それの正体(しょうたい)を一刻(いっこく)も早く知りたい気持で一ぱいで...
海野十三 「崩れる鬼影」
...一刻(いっこく)も早く見付けて助け出したいのでございます...
海野十三 「爬虫館事件」
...いっこくもはやく引きあげ作業をしなければなりません...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...水かさは刻一刻(こくいっこく)と増すばかり...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...劉の相公はいっこくですから...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...そういう時の笹村は一刻(いっこく)に女を憎むべきものに思い窮(つ)めた...
徳田秋声 「黴」
...種一斛(いっこく)蒔(ま)きて穀四十斛ばかりを穫べし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...いやなことだ」「一国(いっこく)な人だねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...背中へ一斛(いっこく)の冷水をブッかけられたような心持になりました...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...一刻者(いっこくもの)らしさが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この上もない一国者(いっこくもの)でしたから」老番頭と道楽者の若主人との関係が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こくいっこくと あたたかくなる お日さまの 光が おかの てっぺんを てらしていました...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...刻一刻(こくいっこく)とせまってくるのがわかりました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「三枚のヘビの葉」
...売物の渋紙包(しぶがみづつ)みおろし置き里圃(りほ)けふの暑さはそよりともせぬ馬(ばけん)砂をはふいばらの中のぎすの声沾圃(せんぽ)別れを人が云(い)ひ出せばなく 里こたつの火いけて勝手をしづまらせ一石(いっこく)ふみしからうすの米 沾というのがある...
柳田国男 「木綿以前の事」
...当の玄蕃は更に足を飛ばせて一石橋(いっこくばし)の方へ逃げ出した...
吉川英治 「剣難女難」
...いっこくもはやく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そしていっこくそうな青年の思い立ちを飜(ひるが)えさせようと私は努めた...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
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