...せめて最期をいさぎよく...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...いさぎよく白状して呵々大笑したことである...
種田山頭火 「其中日記」
...自己清算、それが出来なければ私はもう生きてゐられなくなつた、いさぎよく、自己決算でもやれ(やれるかい)...
種田山頭火 「其中日記」
...僕(ぼく)は今も壯(そう)者に伍(ご)していさぎよく戰(たゝか)ふ關根(せきね)名人の磊落性(らいらくせい)を寧(むし)ろ愛敬(あいけい)し...
南部修太郎 「下手の横好き」
...自分がいさぎよく引下がっただけに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「いさぎよく、負けませう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いさぎよくまけっちまえ...
久生十蘭 「金狼」
...またはいさぎよく風に倒(たお)されて...
宮沢賢治 「シグナルとシグナレス」
...外界から来るすべての快楽をいさぎよくふりすてることができるよう自分の霊魂に教えるためにだけ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)わたしはいさぎよく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一方に高い目的のためにいさぎよく生命をすてる古武士の心意気をたたえながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こうなりゃ女々(めめ)しい真似をする稲吉じゃねえ」いさぎよく脇差を投げ出しました...
吉川英治 「江戸三国志」
...そういう無関心に対して鬱懐(うっかい)を強いるのもいさぎよくない心地がされるので...
吉川英治 「黒田如水」
...「心得た」呂布もいさぎよく山へかくれた...
吉川英治 「三国志」
...出でていさぎよく決戦せずや...
吉川英治 「三国志」
...いさぎよく自害(じがい)しよう」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...駕かきはいさぎよく杖(つえ)をふり初めて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いさぎよく殺してあげてはどうですか」お通は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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