...葉子は闇黒(あんこく)の中で何か自分に逆らう力と根(こん)限りあらそいながら...
有島武郎 「或る女」
...その火光を受けたる半面は殷紅(あんこう)なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...餅あり、あんころと云う...
泉鏡花 「一景話題」
...――ほかに鮟鱇(あんこう)がある...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...あんこくじの おしょうさまの そえてがみを みて...
五十公野清一 「一休さん」
...温度(おんど)も下(くだ)り遂(つひ)には暗黒(あんこく)な固體(こたい)となつて速(はや)さも鈍(にぶ)つたけれども...
今村明恒 「火山の話」
...銀河の暗黒星雲(あんこくせいうん)あたりからでてきたすごいやつです」「ははあ...
海野十三 「怪星ガン」
...地底のあんこくの中で...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...暗黒々(あんこく/\)の岩窟内(がんくつない)を照(てら)し見(み)ると...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...あんこてん...
高見順 「如何なる星の下に」
...文字焼にあんこ焼などが...
徳田秋声 「縮図」
...何者か暗窖(あんこう)の中へ降りていったのであろう...
夏目漱石 「幻影の盾」
...鮟鱇(あんこう)そっくりだ――そんな事を言ってました」「鮟鱇そっくりと言ったのかい」「それから酒の味がどうも変だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...紫色のあんこが柔らかくて馬鹿にうまい...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ラビオーラは鶏の肉とホウレンソウをあんこにしてお柏(かしわ)餅のようなものに...
三浦環 「お蝶夫人」
...魚煎餅とあんこだまと...
山本周五郎 「青べか物語」
...母は大福やあんころ餅を仕入れてぼくと一しよに作業場へ賣りにゆき...
吉川英治 「折々の記」
...安国寺恵瓊(あんこくじえけい)という者が...
吉川英治 「新書太閤記」
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