...正貨二十五万ポンドの相続者である人物の住居なのであった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...斯(かく)の如き書を書くものは正に斯の如き心眼ある人物である...
高村光太郎 「書について」
...肉体のある人物がひとりとして描かれていない...
太宰治 「猿面冠者」
...一連の事件に於ける史上のある人物を芟除(せんじょ)したり...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...毛の色の変った珍客――昔二ツ眼のある人物が...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の如き禮節ある人物を見たことが無い...
萩原朔太郎 「芥川君との交際について」
...君の所謂「教養ある人物」と成り切つたことだらう...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...ある人物の眼に映じる美しい大自然のながめ...
原民喜 「壊滅の序曲」
...ある人物が忍び階段から出てゆくのを見たのですが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ある人物に追い詰められ...
久生十蘭 「魔都」
...関係のある人物、場所物品などはすべて写真に撮られて大々的に掲載される...
牧逸馬 「土から手が」
...それが親しみのある人物であればある程...
牧野信一 「やぶ入の前夜」
...お互にこの覚悟ある人物を択ぶのが肝要で...
村井弦斎 「食道楽」
...深みもあり広さもある人物と思われた...
吉川英治 「三国志」
...躁狂広言(そうきょうこうげん)のくせがある人物だったから...
吉川英治 「三国志」
...頼みがいある人物とみていた官兵衛孝高に...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼はあまり教育のある人物とは思われなかったが...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ある人物の描写において...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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