...自分でも阿呆(あほう)のようでもあり...
近松秋江 「うつり香」
...ド・ヴァレーズのでたらめを鵜(う)のみにする公爵のあほうのために苦心が水の泡(あわ)になり...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...日本人でもこのまねをするあほうがあるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...阿呆(あほう)の至りだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...群棲(ぐんせい)を常とする信天翁(あほうどり)が今時分ひとりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...阿房(あほう)言うな」「仏...
中里介山 「大菩薩峠」
...「八王子在の炭焼はまた格別な風流でござる」「炭焼?」「阿呆(あほう)いわずときなはれ...
中里介山 「大菩薩峠」
...古手屋の遠助のあほうが...
新美南吉 「屁」
...あしたはあほう払いときまった尾張大納言の家来...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...阿呆(あほう)の振りをしていた男――こいつが丈太郎でなかった日にゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...イワンの阿房(あほう)が取り片づけておかなかったため...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...そうしてカピはわたしのあほうにあきれ返って...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...嘴(くちばし)と鼻を兼帯にして阿呆(あほう)阿呆と鳴き渡り...
夢野久作 「鼻の表現」
...「あほうよ……」若入道は罵(ののし)った...
吉川英治 「私本太平記」
...阿呆顔(あほうがお)しとるわ』『あの眼はなんじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「阿呆(あほう)っ――」お蔦は...
吉川英治 「松のや露八」
...――見て来るから」「阿呆(あほう)」お杉婆は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...阿呆(あほう)! わしから注意しといてやるが...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??