...それをまるで気ちがいかあほうみたいに...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...話にならぬ阿呆(あほう)というわけでもなし...
太宰治 「新釈諸国噺」
...阿呆(あほう)の一日であった...
太宰治 「正義と微笑」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...群棲(ぐんせい)を常とする信天翁(あほうどり)が今時分ひとりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...お銀は阿呆(あほう)拂ひにされて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで阿呆鳥(あほうどり)のように飛び廻るのであった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...「から木偶(でく)の坊のくせにな、ちょっとでも何か置いとくと、すぐに盗(と)りくさるのでがすよ! こりゃ、阿房(あほう)、貴様は何しに来たのじゃい? さあ言ってみろ、何の用だか?」ここで彼は暫らく口を噤んだが、それに対してプローシカの方も黙りこくっていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...イワンの阿房(あほう)が取り片づけておかなかったため...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...お前はどあほうかと言ったんだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...一名とんだあほうの取りちがえ』というのだ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...一名とんだあほうの取りちがえ』と題しまするゆかいな喜劇(きげき)をごらんにいれたてまつります...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...このさるはわたしをあほうだと思っているなとなっとくする...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...芝居(しばい)がまたいかにもわたしのあほうさの底(そこ)が知れないようにできていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「阿呆(あほう)ッ...
吉川英治 「新書太閤記」
...孫七のようなあほうを主に持つのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...あほう、どうしてわが輩はいままで五台山下に門前町があるべきことを思わなかったのか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...阿呆(あほう)! わしから注意しといてやるが...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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