...阿呆(あほう)とはいえ...
芥川龍之介 「偸盗」
...それをまるで気ちがいかあほうみたいに...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...阿呆(あほう)見たいな顔はしていられない...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...阿呆(あほう)の一日であった...
太宰治 「正義と微笑」
...一人は足痿(な)えの阿呆(あほう)...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...まあほうっておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...あらん命を土さえ踏まで過すは阿呆(あほう)の極みであろう...
夏目漱石 「薤露行」
...「阿呆(あほう)...
夏目漱石 「幻影の盾」
...と思っていると左向(ひだりむけ)をした烏が阿呆(あほう)と云った...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...古手屋の遠助のあほうが...
新美南吉 「屁」
...阿呆(あほう)だからこそのことだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...そして信天翁(あほうどり)の群が...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...一名とんだあほうの取りちがえ』というのだ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「なんというあほうな家来だろう...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...二十年もしてから阿呆(あほう)になってひょっこりと出てきた...
柳田国男 「山の人生」
...阿呆(あほう)もいい加減にしろ...
吉川英治 「新書太閤記」
...あほう、どうしてわが輩はいままで五台山下に門前町があるべきことを思わなかったのか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...牛の角(つの)に突かれた」「あほう!」同情の余り...
吉川英治 「宮本武蔵」
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