...阿呆(あほう)、ぐず、のろま、意久地(いくじ)なしは云ふに及ばず、気取り屋、おしやべり、臆病、卑怯、未練、ケチンボ、コセツキ屋、悧巧者、ひとりよがり、逆上家、やきもち屋、愚痴こぼし、お世辞屋、偽善者、偽悪者、影弁慶...
伊藤野枝 「サニンの態度」
...阿呆(あほう)見たいな顔はしていられない...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私はやっぱり阿呆(あほう)みたいに...
太宰治 「鴎」
...S、阿呆(あほう)...
太宰治 「古典風」
...阿呆(あほう)みたいにつかっている...
太宰治 「雌に就いて」
...阿呆(あほう)のことをいうんだぞ」と大笑い...
田中英光 「オリンポスの果実」
...「鵞鳥(あほう)は売り切れかと思っていたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...「阿呆(あほう)どもが! 俺を馬鹿者にしようとしてやがる……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ばばのこと△われ様――おぬし様ということ△よだっぽれ――馬鹿とか阿呆(あほう)とかいうこと△ねいきをこく――腹を立てること△なまだらくさい――じだらくなこと△なじょたがな――何としたということ△むぞい――可愛ゆいということ△うちゃせた――忘れたということ△やくと――わざとということ△まくらう――食うこと川の肴(さかな)で一ぜん飯を食いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前(まへ)が阿房(あほう)を盡(つく)してお力(りき)づらめに釣(つ)られたから起(おこ)つた事(こと)...
樋口一葉 「にごりえ」
...信天翁(あほうどり)の一群が...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...自分(じぶん)の眼玉(めだま)を喰(く)ふなんて阿呆(あほう)がどこにゐる...
逸見猶吉 「火を喰つた鴉」
...とんだあほうの取りちがえ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...とんでもねえあほうときてやがる...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話」
...「このあほうなガチョウむすめったら...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「灰かぶり」
...指令に従わぬとでもいう惧(おそ)れか」「…………」「阿呆(あほう)やな...
吉川英治 「私本太平記」
...損だぞ」「踊る阿呆(あほう)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「阿呆(あほう)よっ」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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