...今の大頭株(あほあたまかぶ)を見給へ...
内田魯庵 「貧書生」
...よほどの阿呆(あほう)だ」「……」これは痛い言葉だった...
海野十三 「大脳手術」
...「ここ病院の古手(ふるて)と違うか」「あほぬかせ...
海野十三 「蠅男」
...古い乾漢の阿法陀羅権次(あほだらごんじ)...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...青(あほ)い澄(す)んだ空(そら)には何(なに)もないではないか...
竹久夢二 「コドモノスケッチ帖」
...白(しろ)い花片(はなびら)が芝居(しばゐ)の雪(ゆき)のやうに青(あほ)い空(そら)へちら/\と光(ひか)つては消(き)えしました...
竹久夢二 「桜さく島」
...あまつさえ女の身として男を捉(とら)え阿呆(あほう)などと口汚(くちぎたな)く云うのは聞辛(ききづら)しあれだけはなにとぞ慎(つつし)んで下されもうこれからは時間を定めて夜が更(ふ)けぬうちに止(や)めたがよい佐助のひいひい泣く声が耳について皆が寝られないで困りますと...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...小春ぶらぶらと卒塔婆を持つてゐる女刈田はれ/″\蓼の赤けれ・あひびきまでは時間があるコリントゲームお祭の人ごみをぬけて枯草山・おまつりの桜紅葉のしづけさはある桜紅葉の残つた葉の赤さ・落ちる陽をうかべて水のながれゆく・枯草へながう影ひいてふるさとの・濁酒あほることもふるさとはおまつり・日の落ちる方へ水のながれる方へふるさとをあゆむ十一月廿二日曇つて寒い...
種田山頭火 「其中日記」
...だれがしようもないあほうであるかも...
新美南吉 「屁」
...九江戸阿呆宮(あほうきゅう)――読者はこんな言葉をお聞きになったことがあるでしょうか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...阿呆陀羅経(あほだらきょう)でも何でもやっておくんなさい」ガラッ八は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...阿呆陀羅経(あほだらきょう)みたいなお経をあげ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるで阿呆鳥(あほうどり)のように飛び廻るのであった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...」「阿呆(あほ)らしい...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...(ああほんたうにどこまでもどこまでも僕といつしよに行くひとはないだらうか...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...やっぱり面白くお思いになったでしょう? ああほんとに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一生を棒に振ッちまった阿呆(あほう)がどれほど多いかを...
吉川英治 「大岡越前」
...――踊る阿呆(あほう)に踊らぬ阿呆...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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