...「阿濃(あこぎ)のあほうが見えぬの...
芥川龍之介 「偸盗」
...「ここ病院の古手(ふるて)と違うか」「あほぬかせ...
海野十三 「蠅男」
...まあほんとにいゝ画だわね...
鈴木三重吉 「桑の実」
...ほんものの阿呆(あほう)の快楽児...
太宰治 「斜陽」
...』『あほらしい...
田山花袋 「歸國」
...こちらのことを――もし知っているとすれば――「阿呆(あほう)め」とでもいって...
近松秋江 「狂乱」
...憤激わが血あほるとも威力誰しも及びなき雷霆の神敵として君を助けんこと難し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...たぶん自分のあほな行為で暴動が起きたことを知り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...そうしてカピはわたしのあほうにあきれ返って...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...皆まで阿房(あほ)でないらしい(『大英百科全書(エンサイクロペジア・ブリタンニカ)』十一版...
南方熊楠 「十二支考」
...「ああほんとうに私は見こまれた蛙だ!」男はいかにも力のない声でこう云った...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...まあほんとうにありがとうと云った若い声はも一人の子がだまってただ立って居たのにくらべてよけい仙二にははっきりと覚えられた...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...阿呆(あほう)いうな...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...「ノロ公があんなにあほうなのは...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...「お八重の婿どん誰かいナア阿呆鴉(あほうがらす)か梟(ふくろ)かアお宮の森のくら闇でホ――イホ――イと啼(な)いている...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...「あほうよ……」若入道は罵(ののし)った...
吉川英治 「私本太平記」
...じゃあほんとに戦争じゃありませんか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...衆(しゆ)皆(みな)拍手喝釆(かつさい)して探検者(たんけんしや)一行の大発見を喜(よろこ)ぶ直(ただ)ちに丘下に到(いた)りて仰(あほ)ぎ見れば...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
便利!手書き漢字入力検索