...「阿濃(あこぎ)のあほうが見えぬの...
芥川龍之介 「偸盗」
...言うのもあほらしいくらいであった...
高見順 「如何なる星の下に」
...あまつさえ女の身として男を捉(とら)え阿呆(あほう)などと口汚(くちぎたな)く云うのは聞辛(ききづら)しあれだけはなにとぞ慎(つつし)んで下されもうこれからは時間を定めて夜が更(ふ)けぬうちに止(や)めたがよい佐助のひいひい泣く声が耳について皆が寝られないで困りますと...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...」「あほらしい! あんた女学生間のことちょっとも知らんねんなあ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...蘆荻の深く生ひ茂つてゐる中に水あほひの濃く紫に咲いてゐる沼...
田山録弥 「あさぢ沼」
...阿房(あほう)言うな」「仏...
中里介山 「大菩薩峠」
...あほだら経でも唸り出したのかと見ればそうでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...阿呆(あほう)と呼びました...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...あほだら経奴!」ボースンは...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
......
一葉稿 「五月雨」
...その時はお前の事を奥様とでもいふのであらうに今つから少し気をつけて足を出したり湯呑(ゆのみ)であほるだけは廃(や)めにおし人がらが悪いやねと言ふもあり...
樋口一葉 「にごりえ」
...それでああほっつきまわっておるのでがすよ! そうそう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...空には信天翁(あほうどり)...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...しかも私の目をつけているその阿呆(あほう)自身が言い出して始まるように...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...お前はどあほうかと言ったんだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...「まあほんとに珍らしい物を見せて貰(もら)つたよ...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...俺がもらってええか? 瀧三よ?瀧三あほ言うな...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...仰飮(あほ)るなどは...
吉川英治 「折々の記」
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