...『ひとりで死ぬなんて阿呆(あほ)らしい...
太宰治 「貨幣」
...偉いもんですな」「阿呆(あほ)らしい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何と云う執拗(ひつこ)い蜂やろ」「阿呆(あほ)らしい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ゆっくり過ぎますやないか」「阿呆(あほ)らしい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...……冷酒をあほつたからであらう...
種田山頭火 「其中日記」
...紫の――紫と言つても桔梗の紫などとは違つた水あほひの花を見た時には...
田山録弥 「ある日の印旛沼」
...あらん命を土さえ踏まで過すは阿呆(あほう)の極みであろう...
夏目漱石 「薤露行」
...――大阪へ出向いて行つた母は、軈て間もなくぷんぷん怒りながら戻つて來て、「あんな、あはうな娘、もうあきらめた方がよろし、なんぼう、何かて、胸くその惡い……急に一寸した金持の家から縁談があつてなア、くみ子さんの親ごはん達が、どうしてもその方へくみ子さんやらはりたいンやと、――あほらしい、こんな莫迦くさい話がほかにありますかいな……」と、無性に大阪の叔父夫婦までを意氣地がないとののしつてゐるのであつた...
林芙美子 「多摩川」
...その時はお前の事を奥様とでもいふのであらうに今つから少し気をつけて足を出したり湯呑(ゆのみ)であほるだけは廃(や)めにおし人がらが悪いやねと言ふもあり...
樋口一葉 「にごりえ」
...あほと言うことになります」「どうやって分かった? わしは分からなかった」「先代に会っていないからでございます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...広場であほうの役を演(えん)じて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ほんとに『阿呆(あほ)らしい』ってのは...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...阿呆(あほう)いうな...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...まあほめてやらなければなるまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二十年もしてから阿呆(あほう)になってひょっこりと出てきた...
柳田国男 「山の人生」
...「このとおり風鈴はちゃんと此処(ここ)にかかってございます」「まあほんとうね...
山本周五郎 「日本婦道記」
...これがホンマの阿呆陀羅経(あほだらきょう)だよ……スカラカ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...仰飮(あほ)るなどは...
吉川英治 「折々の記」
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