...「今度飛鳥(あすか)の大臣様(おおおみさま)の御姫様が御二方...
芥川龍之介 「犬と笛」
...「あすから病氣にでもなつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あすからでも病院に入れて呉れと云ふ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あすからあの部屋に...
海野十三 「超人間X号」
...あすから年が更(あらたま)るとなると...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...役を全部すまして、楽屋風呂へはいって、あすから毎日、と思ったら発狂しそうな、たまらぬ嫌悪(けんお)を覚えた...
太宰治 「正義と微笑」
...一緒にやすみながらそのひとは、自分より二つ年上であること、故郷は広島、あたしには主人があるのよ、広島で床屋さんをしていたの、昨年の春、一緒に東京へ家出して逃げて来たのだけれども、主人は、東京で、まともな仕事をせずそのうちに詐欺罪に問われ、刑務所にいるのよ、あたしは毎日、何やらかやら差し入れしに、刑務所へかよっていたのだけれども、あすから、やめます、などと物語るのでしたが、自分は、どういうものか、女の身の上噺(ばなし)というものには、少しも興味を持てないたちで、それは女の語り方の下手なせいか、つまり、話の重点の置き方を間違っているせいなのか、とにかく、自分には、つねに、馬耳東風なのでありました...
太宰治 「人間失格」
...あすからペンネームを変えよう...
太宰治 「渡り鳥」
...あすから降り出して...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...向島(むこうじま)か飛鳥山(あすかやま)なら花見も洒落(しゃれ)ているが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あすからは一つ十分気をつけてご飯も立派に炊いてみよう...
羽仁もと子 「女中訓」
...君香とが始めた「飛鳥(あすか)」という置屋(おきや)で...
火野葦平 「花と龍」
...お師匠はんがお待ちかねですよ」「飛鳥(あすか)」の女将...
火野葦平 「花と龍」
...またあすかあさって...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...和歌のはなしから始まって、国学に及び、文学を語り、飛鳥(あすか)、奈良朝あたりの仏教美術から近頃わけて流行の茶事(ちゃじ)を評し、一転して、笛、蹴鞠(けまり)のこと、また食味や旅のはなしなどにまでくだけて、夜に入るも知らなかったが、やがて燈(ともし)を見ると、「いや初めてのお訪ねとも覚えず、ついはなしの面白さに」と、長居を詫(わ)びて帰ってしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...足かけ三年にわたる籠城に、さすが気節を以て、上方武者は浮華軽薄(ふかけいはく)のものと、一概に見下(みくだ)していた中国の将士も、いまは見るかげもない姿を持ち合って、「討死は、きょうか、あすか...
吉川英治 「新書太閤記」
...あすからの希望と仕事とが待っている...
吉川英治 「随筆 新平家」
...だからあすからの東道役はこの人です」と...
吉川英治 「随筆 新平家」
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