...あちこち熱心に調べたあげく...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...彼女は緋鹿(ひか)の子の帯揚(おびあげ)が胸のところにこぼれているのを見つけだすと...
有島武郎 「星座」
...こちらも見てあげてくれ...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...今やうやく気づいた盛子が叫び声をあげた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...安さんは寝惚(ねぼ)けた様な眼をあげて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...空を睨(にら)めあげていた親父がフッとこっちを向いた...
徳永直 「冬枯れ」
...私が知ってることは何でも教えてあげますからね...
豊島与志雄 「生あらば」
...それまでにぜひ美禰子の肖像をかきあげてしまうつもりである...
夏目漱石 「三四郎」
...いままで傷病兵と祝盃をあげていたというわけか...
久生十蘭 「キャラコさん」
...農林省は小使の給料でもあげてやった方がいいんですよ」妾たちは桜田本郷町の交叉点へ来ると相談も何もせずに左へ折れました...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...デッキに捉(つかま)りながら大沼喜三郎は目をあげた...
本庄陸男 「石狩川」
...金切声をあげている女...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...まあと微かに声をあげた...
山本周五郎 「菊屋敷」
...吹上(ふきあげ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...ともあれご本陣までお供申しあげ...
吉川英治 「黒田如水」
...そちからじきじき申しあげるがいい」父子は連れだって...
吉川英治 「私本太平記」
...三井寺の失墜などは、いわば一橋頭堡の争奪にすぎず、それへ主力をうごかすまでのことはないと、たかをくくっていた尊氏も、「なに」と、耳を疑い、「着いたばかりの奥州勢も加え、敵は義貞以下、総勢をあげて、三条口へ出て来たのか」と一驚(いっきょう)を喫(きっ)したようだった...
吉川英治 「私本太平記」
...――坊やか」手をあげて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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