...「お蝋をあげましてござります...
泉鏡花 「薄紅梅」
...まるで宇宙の暗礁(あんしょう)へのりあげてしまったようなことになった...
海野十三 「怪星ガン」
...持ちあげていた荷物をドスンと廊下へ落してしまった...
海野十三 「三人の双生児」
...危いッ」と蠅男が悲鳴をあげたが...
海野十三 「蠅男」
...首をあげてじっと時計の文字盤を眺め...
海野十三 「爬虫館事件」
...夕方丘の頂(いただ)きに立って空が落ちてくるのを待っていた――それをいくらか拾いあげようとして...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...言ってあげようか...
太宰治 「春の盗賊」
...桑と燕児は声をあげて泣いた...
田中貢太郎 「蓮香」
...では月に千円ばかりあげることにしよう...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...屁をひってお経をあげたという...
新美南吉 「屁」
...左の耳の後から咽喉仏(のどぼとけ)の方へ偃月形(みかづきがた)に弧を描いて刎(は)ねあげられている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...わアッと喚声をあげて歓迎する演出で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...直に見ツけてあげるからト白い蝶はいふたので...
正岡子規 「蝶」
...もろもろの学芸をあげつらうことに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分もまた声をあげて泣くことがたびたびであった...
矢田津世子 「女心拾遺」
...抑えても抑えてもこみあげてくるので...
山本周五郎 「雨あがる」
...また一人が足をあげて...
吉川英治 「江戸三国志」
...吹上(ふきあげ)の赤壁渓(せきへきけい)に沿うて...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??