...園長を館の入口で絞(し)めあげるときに落ちたもので...
海野十三 「爬虫館事件」
...それをつくりあげていたのです...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...わしが教えてあげまっさ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...己は君の命をあいつらから救ってあげるよ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...不思議に思って垂れをあげて見ると...
田中貢太郎 「棄轎」
...気取った犢皮(こうしがわ)の靴を特製の英国靴墨で鏡のように磨きあげるのが好きであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...今すぐに言っといた方がいいようだから聞かしてあげよう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...先生はこちらを向いて「□□さんにもひとつしてあげようか...
中勘助 「銀の匙」
...大変ッ」愛子が思わず悲鳴をあげたのも無理はありません...
野村胡堂 「九つの鍵」
...あはれか愛やと救ひあげられし大恩の主樣とても浮世はおなじ秋風に...
一葉 「暗夜」
...手拭をあげますよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...只順風に帆を挙(あげ)て...
山路愛山 「英雄論」
...ふいに父を見あげて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...大胆にこちらを見あげながら...
山本周五郎 「山彦乙女」
...みぎに拳(こぶし)をふりあげて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...徳川家(とくがわけ)へ勝ち名のりをあげられたのは早計(そうけい)しごくかとかんがえます」これは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...織田勢の側面へ馬けむりをあげて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...裳(もすそ)をくくしあげた女房が...
吉川英治 「新書太閤記」
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