...あきれ顔で大尉の顔を見上げた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...きみは……」検事があきれ顔でそういったので...
海野十三 「金属人間」
...あきれ顔の人たちや他の警官の前をすりぬけて...
海野十三 「金属人間」
...あきれ顔に立っていた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...あきれ顔のリーロフ大佐の掌に...
海野十三 「太平洋魔城」
...あきれ顔をされてまいった...
中村清太郎 「山岳浄土」
...あきれ顔をして光子を眺めるのであつた...
牧野信一 「熱い風」
...黄金の香(におい)が、ぷんぷんと、そこら中に渦を巻いていやあがる」「これこれ、――つまらぬことを言うな」と、平馬が流石(さすが)に、あきれ顔だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...誇張したあきれ顔をその下に作って...
吉川英治 「私本太平記」
...人の山へはいってきた風来人(ふうらいじん)じゃないか」「おどろいたな」と旅の男はあきれ顔に――「じつは僧正谷(そうじょうがたに)の果心居士(かしんこじ)さまとおっしゃるおかたのところへ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ひと足遅れて見えた三好武蔵守は、秀吉がまたここでも老母と話しこんでいるのを見、いささか、あきれ顔に、「殿...
吉川英治 「新書太閤記」
...あきれ顔の目と目を見合わせるのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...あきれ顔もあったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...あきれ顔を見せた細腰(さいよう)の美人がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あきれ顔の捕手の前へ出て...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あきれ顔して部屋の口に立っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ふらふらと外へよろめいて行く――あきれ顔に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ごらんなせえ、人の、莨を吸ってやがる」指さすと、彼女は、不敵な、そしてまた、ひどく蠱惑(こわく)な、あの笑靨(えくぼ)を、海月(くらげ)のように、頬に、チラつかせて、「オヤ、おまえさんの?」「勝手にしやがれ」「しみったれたことをお言いでないよ、莨の一ぷくや二ふく、いいじゃないか」「あれだ……」と、あきれ顔に、「親方、世の中にゃ、こんな不敵な女もあるもんでしょうか」「どうせ、ひとすじ縄で行く女じゃあるめえ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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