...もうそろそろ佐渡をあきらめた...
太宰治 「佐渡」
...何かあきらめた、底落ちつきに落ちついてゐる感じがする...
太宰治 「津軽」
...あきらめの時間を与えて下さいな...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕の正面から敵としてゐる自然主義的の人生觀――東洋的なあきらめや...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...これも仕方がないとあきらめてゐます...
林芙美子 「浮雲」
...自分の到らぬ事から出来た事とあきらめてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...男らしく思ひ切る時あきらめてお金さへ出来ようならお力はおろか小紫(こむらさき)でも揚巻(あげまき)でも別荘こしらへて囲うたら宜うござりましよう...
樋口一葉 「にごりえ」
...あきらめる気持はなく...
火野葦平 「花と龍」
...それは自分に力がないとあきらめて...
火野葦平 「花と龍」
...それから日劇へ行く、渡辺篤のこと、スムースに行かぬらしく、半ばあきらめる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...成功するまであきらめないぞ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...諏訪湖の穴釣りの公魚は見込ないものとあきらめては居るが...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...無論「社会」とは絶縁し「社会」をあきらめてしまったのではないか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...わたくしは仕方のないことだとあきらめるようになりました...
室生犀星 「あじゃり」
...いまは友軍の協力もあきらめ澄ましていた...
吉川英治 「私本太平記」
...おあきらめではございませぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...ふたりの命(いのち)も早やあきらめなければなるまい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...先にあきらめていたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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