...(一月二十二日)軽薄元(げん)の李※(りかん)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...然るに、予が今の失敗は何事ぞ、鈎折れしか、※切れしか、結び目解けしか、或は懸りの浅かりしにや、原因の何れにあるを問わず、一旦懸りしものを逸らせしは、返す返すも遺憾なり...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...加藤は新しい紛※(ハンケチ)に手を拭き乍ら坐り直した...
石川啄木 「鳥影」
...刃(やいば)に※(ちぬ)らずして...
石原莞爾 「最終戦争論」
...王※なんて取るに足らねえ奴でも...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...その※、落葉の御盞(みさかづき)に浮べるを知らずて、なほ大御酒獻りけるに、天皇、その御盞に浮べる葉を看そなはして、その※を打ち伏せ、御佩刀(はかし)をその頸に刺し當てて、斬らむとしたまふ時に、その※、天皇に白して曰さく、「吾が身をな殺したまひそ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...小鰺(こあじ)だの、※(あい)だの、「おせんころし」という鯛のような形をした、せいぜい五、六センチほどの小魚などは、いちいち料理する手間が惜しまれるほどのチビ魚だが、うまいという点では鯛にもまさると思うほどだ...
壺井栄 「瀬戸内の小魚たち」
...同國天※郡天※村...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...貝塚(かいづか)發見(はつけん)物中に猪の牙を細(ほそ)く研(と)ぎ※(へ)らしたるが如き形のもの有り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...ランプが※々ともえる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
......
中原中也 「山羊の歌」
...(げい)たり※(げつ)たりと形容したくなった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...風呂塲(ふろば)に加※(かげん)見(み)る母親(はゝおや)には挨拶(あいさつ)もせず...
樋口一葉 「たけくらべ」
...ウ※トクロスに引返すと...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...※三疋がカン蛙のおうちに着いてから...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...「鶴髪※々映羽觴...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...子は※太(しようた)で現に沼津にゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...潮に逆(さか)らった※(サンパン)の青いランプがはてしなく廻っている...
横光利一 「上海」
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