例文・使い方一覧でみる「驚破」の意味
スポンサーリンク...驚破（すわ）と云う間もなく... 
芥川龍之介 「邪宗門」
...これを見た大手先（おおてさき）の大小名の家来（けらい）は、驚破（すわ）、殿中に椿事（ちんじ）があったと云うので、立ち騒ぐ事が一通りでない...
芥川龍之介 「忠義」
...驚破（すわ）やと起（た）って行き見れば...
泉鏡花 「活人形」
...驚破（すは）と駈（かけ）つけた兵員達（へいゐんたち）は...
泉鏡太郎 「十六夜」
...驚破（すわ）といわば...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...」――驚破（すわ）泳ぐ...
泉鏡花 「浮舟」
...」弦光は猫板に握拳（にぎりこぶし）を、むずと出して、「驚破（すわ）、驚破、その短銃（たんづつ）という煙草入を意気込んで持直した、いざとなると、やっぱり、辻町が敵なのか...
泉鏡花 「薄紅梅」
...驚破（すわ）と謂（い）わば身をもって...
泉鏡花 「婦系図」
...驚破（すわ）と謂わば飛蒐（とびかか）らんず...
泉鏡花 「海城発電」
...驚破（すわ）といはば飛蒐（とびかか）らむず...
泉鏡花 「海城発電」
...驚破（すわ）また火事よと駆けつけ『何だ中村屋か...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...何の真似です！ 一体これは！」驚破（すわ）といわば...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...ただ驚破（すわ）といえば...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...実感的に何等驚破される非常時現象が眼の前に展開されている訳ではない...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...驚破（すは）といふ間に引過し車ぞ佐助も見たりし澤瀉（おもだか）の紋なる（その四）此處に助けられける夜より三日がほどを夢に過ぐせば...
一葉 「暗夜」
...驚破（すわ）、このへんでいよいよ仏独戦争が始まったのに違いない...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...部屋の前を通越（とおりこ）して台所へ行くか、それとも万一（ひょっと）障子が開（あ）くかと、成行（なりゆき）を待つ間（ま）の一分（ぷん）に心の臓を縮めていると、驚破（すわ）、障子がガタガタと……開（あ）きかけて、グッと支（つか）えたのを其儘にして、雪江さんが隙間から覗込みながら、「勉強？」と一寸（ちょっと）首を傾げた...
二葉亭四迷 「平凡」
...驚破（すわ）という一瞬が...
山本周五郎 「山彦乙女」
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