...馬車馬のように働いたら疲れちゃうよ...
...彼女は学生時代、馬車馬のように勉強していたと聞いた...
...会社の社長はいつも馬車馬みたいに働いているそうだ...
...僕たちも馬車馬のように頑張ろう!...
...最近は働きすぎて馬車馬状態だ...
...森先生は馬車馬のやうに正面だけ見てゐた作家ではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...のりと汗にまみれて馬車馬のように働き続けた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...それの刺戟で国民はあと一時間半を疲れもなく馬車馬のように働くでしょう...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...またぞろ私の気持を馬車馬みたいに駆り立ててしまったのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...一瞥した瞬間場所柄荷馬車馬でもゐるのかと思つたのだが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...人々は馬車馬の前に立って...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...馬車馬みたいに遠くをばかり眺めて...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...朝から晩まで馬車馬のように追い立てられさえすれば...
豊島与志雄 「野ざらし」
...かかる類型は、何れの時代にもあらわれるのであって、知識が単に抽象的に為政者の便宜のために使役され、駆使され、真の意味から遊離し、また政治そのものの批判的精神からも遊離し、馬車馬が、馬車の方向から自ら遊離しているように遊離する場合が起るのである...
中井正一 「知識と政治との遊離」
...それでも私は馬車馬のように正面ばかり見て...
夏目漱石 「こころ」
...こんな所に馬車馬と同居していちゃ命が持たない...
夏目漱石 「二百十日」
...失敗せる愛は怨恨を乗せて走る馬車馬(ばしゃうま)である...
夏目漱石 「野分」
...ただ地理学教授法を訳して露命を繋(つな)いでいるようでは馬車馬が秣(まぐさ)を食って終日(しゅうじつ)馳(か)けあるくと変りはなさそうだ...
夏目漱石 「野分」
...また気づかずに馬車馬(ばしゃうま)的に自分の命ぜられたこと以上には出来ぬ人...
新渡戸稲造 「自警録」
...全く馬車馬か奴隷かで甘んずるなら...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...僕らは馬車馬のように生活するか...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...心ひとすじ馬車馬のように...
正岡容 「小説 圓朝」
...乗馬と馬車馬とを五頭...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
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