...十五銭也でめしが食える...
高見順 「如何なる星の下に」
...畑の野菜や食えるものは片端(かたっぱし)から食うて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...食えるか食えないかは職業のこの有無とは無関係な別な問題なのである...
戸坂潤 「社会時評」
...こんなきたならしい物が食えるのだろうと...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...前の負い籠(かご)にもっと食えるようなものを入れてやるためだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...女と二人になってこれで、食えるか、食えぬか? それで、いくらかでも、節約をしようというので、私の考えた事は(学校は、月謝さえ払えば、商科にいて、文科の講義に出ていたっていいんだろう)という理論である...
直木三十五 「死までを語る」
...食えるものだそうである...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...飯も菓子も食えるようにできた...
夏目漱石 「門」
...君仏蘭西(フランス)や英吉利(イギリス)へ行くと随分天明調(てんめいちょう)や万葉調(まんようちょう)が食えるんだが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
林芙美子 「清貧の書」
...来年は米を食える国へ帰られるという縁起に...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...すなわち長さが数寸あって帯のようで青色を呈し食えるとのことだから...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...五分許(ばかり)の林檎様のもので黄熟すると食えるのである...
牧野富太郎 「植物記」
...食えるだけに書けないと女はすぐそんな位なら洗濯一つもした方が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なんでも食えるようにならなくちゃダメだね...
三好十郎 「その人を知らず」
...でなくても上述の錯誤(=もともと食える筈の無い劇団が...
三好十郎 「俳優への手紙」
...「これで安心して食えるばかりでなく...
吉川英治 「親鸞」
...別に腹が減ってなくても食えるものだが...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
便利!手書き漢字入力検索