...南瓜が妙な身ぶりをしながら...
芥川龍之介 「南瓜」
...でもいいたげな身ぶりをした...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...その待ち切れないで落着かぬ氣の狂ひ相な身ぶりも...
千家元麿 「自分は見た」
...そうして絶えずその立ち上がった半身を左右にねじ曲げて敵のすきをねらう身ぶりまでが人間そのままである...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...いささか滑稽じみた身ぶり物腰といい...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...伴奏としては、ハライソ、ハライソ、サンタマリヤを、単純に繰返すことだけに過ぎないが、興に乗って、身ぶり、足どりが烈しくなるほど面白い形を見せて、砂の上のしめりを含んで和(やわ)らかいところを、縦横無尽に踊って踊りぬいて、自分ながら加速度に興が加わるのを禁ずることができないようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...去れと身ぶりした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...それにかの女の身ぶりと目つきとは...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...するとかれは懸命に身ぶりをしながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...その手ぶり身ぶりや...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...彼女のそそるように自堕落な身ぶりの...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...あなたの声と身ぶりとで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ただ男のペニスをねらって動かせそれだけが古往今来ダンスというものの本質だそれに役立つことならばどんな身ぶりでも...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...何かしらえらそうにお高くとまった身ぶりそぶりをすると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかし光栄は天地の違いだぞ……わかったか……」「わかりました」大佐は演説の身ぶりをピタリ止めて...
夢野久作 「戦場」
...口にこそ云わねメイメイに身ぶり素振りで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その眼や口や身ぶりの表現が鼻の表現と悉く一致しているからであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...劇場的身ぶり、誇大したる表情は彼女に見いだすことはできない...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??