...額田部(ぬかたべ)の湯坐(ゆゑ)の連(むらじ)...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...日名照額田毘道男伊許知邇(ひなてりぬかたびちをいこちに)の神八に娶ひて生みませる子...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...額田(ぬかだ)の大中(おほなか)つ日子(ひこ)の命...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...遂に三河国額田郡伊田村の獅子舞塚の如く...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...昔のえらい額田(ぬかだ)なにがしと云う女のひとがうたった歌も出鱈目(でたらめ)なのであろうか……...
林芙美子 「新版 放浪記」
...最初のものは額田の女王の 君待つと吾が恋ひをれば吾が宿の簾動かし秋の風吹く で之はよろしい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...天智天武兩帝同じ思ひを額田王にかけ給ひきと聞けば...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...ヅクボシ 三河額田(ぬかた)郡ヅクンボウシ 同宝飯(ほい)郡ヅクンボ 遠江袋井その他ツクボウシ 信濃下伊那郡ヅクンボーシ 同 諏訪郡即ち何でもない差別のようだが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...額田(ぬかだ)さまの御夫婦は仲のいいことで評判です」とゆきをは云った...
山本周五郎 「薊」
...彼は参河(みかわ)ノ国(くに)額田郡(ぬかだごおり)の郷士であって...
山本周五郎 「死處」
...額田などの同族たちが一瞬にあつまるにも生品明神がもっとも地の利であったなどの点も考えられる...
吉川英治 「私本太平記」
...額田為綱(ぬかだためつな)...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし軍の中堅は、ほとんどが宗徒(むねと)の新田一族で――脇屋義助、義治(よしはる)をはじめ、堀口、綿打、里見、烏山、細屋、大井田、大島、籠守沢(こもりざわ)、額田(ぬかだ)、世良田、羽川、一の井などの諸将いずれも越後から坂東上野(ばんどうこうずけ)の出生者だった...
吉川英治 「私本太平記」
...――そのほか、大館(おおだて)義氏、堀口美濃守、江田、額田(ぬかだ)、烏山、羽川、里見、岩松、武田などの宗徒(むねと)の一族旗本からまた――在京の禁門軍、名和長年らの諸大名の兵力までをあわせ、およそ五万をこえるであろう軍勢がお道すじをえんえんとかため、すでにそのいちばん先の者は叡山東坂本に着いているかとさえ見えた...
吉川英治 「私本太平記」
...三州額田郷(ぬかだごう)藤川の宿場と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この八部衆はもと額田部(ぬかたべ)寺の像であって西金堂に移した後毎年寺中に闕乱(けつらん)のことがあるため長承(崇徳(すとく))年中に本寺へ帰したはずだが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...もし額田姫と同人であるならば...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...額田王(ぬかたのおおきみ)に送って千載(せんざい)の後に物議の種を残した有名な恋歌「紫の匂(にお)へる妹(いも)を憎くあらば人妻ゆゑに吾(われ)恋めやも...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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