...そこへ持つて來て今申す瀧のやうな海水を頭からかぶるので私たちは舟の上にゐるのだか波の中に漂つてゐるのだかわからないほどであつた...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...頭からかぶる黒覆面...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...頭からかぶるのですから...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...彼は屋内の壁際にかけてあった熊の皮を頭からかぶると...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...時々頭からかぶる波のしぶきを拭おうともせぬ...
寺田寅彦 「嵐」
...蓑帽子(羽前(うぜん)村山)蓑毛帽子(羽前庄内(しょうない))などいって頭からかぶるものがある...
柳宗悦 「蓑のこと」
...……あっ、いけねえ、引窓の隙が白くなった」あわてて、伝馬牢のお仕着(しきせ)に着かえ直した彼は、赤合羽を貰って、頭からかぶると、裏口から夜明けの町へ駈け出した...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...はやくお出で」すぽりと法衣(ころも)を頭からかぶると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それを頭からかぶると...
吉川英治 「無宿人国記」
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