...この狐さへ頤使(いし)する野育ちの武人の顔を...
芥川龍之介 「芋粥」
...万事万端妻の頤使(いし)に甘んじて...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...俗吏の頤使を受けて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...政府の頤使を奉ずるを以て皇室に忠義を盡す所以なりと誤解する議員もありき其最も醜陋なるものに至ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...俗吏の頤使を受けて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...政府の頤使を奉ずるを以て皇室に忠義を尽す所以なりと誤解する議員もありき其最も醜陋なるものに至ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そういうところにいる人々は皆彼の頤使(いし)のままになるらしかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頤使(いし)のままになる部下の一人に命じて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は満足してあらたに君臨したこの女王の頤使(いし)に身をまかせようと思つた...
中勘助 「銀の匙」
...島民等を頤使(いし)して...
中島敦 「南島譚」
...槇子姉妹(まきこきょうだい)に奴隷のように頤使(いし)されるのをたいへん光栄に存じている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...兎角(とかく)公子等に頤使(いし)せられるので...
森鴎外 「魚玄機」
...佐幕を本領とする保守派の人々はむしろ悉(ごとごと)くかれの頤使(いし)に甘んじていた...
山本周五郎 「新潮記」
...しかも逆臣の命に頤使(いし)されて」「いったい...
吉川英治 「三国志」
...さりとて彼の頤使(いし)に甘んじて...
吉川英治 「三国志」
...そして目下の男女を目下と頤使(いし)するような思い上がりにもなれないのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...大国の隷属(れいぞく)あつかいに頤使(いし)されるよりは――と...
吉川英治 「新書太閤記」
...自己の家来でも頤使(いし)するように...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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