...これをお前たちに預けるから...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...僕は外套や帽子を預ける次手(ついで)に部屋を一つとつて貰ふことにした...
芥川龍之介 「歯車」
...おれはそれほど君を信用していないんだ」「どういうことですか?」「君に預けると...
梅崎春生 「幻化」
...留守を署長に預けると...
大阪圭吉 「三狂人」
...それを師匠に預けることにした...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...銀行にお金を預けることが出来ないんです...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...抱いていて下さいと云って子供を私に預ける...
豊島与志雄 「理想の女」
...いつでもそこに預けることにしましょう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...動物園は好きな場所だが、寄附する、とか、預ける、とか、いふ話になると、いづれ東京市のお役人が出て來て、屆を書かせたりするのではないか...
中島敦 「かめれおん日記」
...鍵(かぎ)を裏の家(うち)へ預けるとか云って...
夏目漱石 「門」
...行つて見よう」平次は少しばかりの荷物を町内の人達に預けると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...預けるのにもてあましてるのだから...
長谷川時雨 「夏の夜」
...常陸(ひたち)の叔父さんの処へ預けるつもりだ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...きみの手に僕の人生を預ける...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...可疑(いか)がわしい銀行の地下室に預けるよりも安全確実と信じましたからかように計らいました次第であります...
夢野久作 「暗黒公使」
...里へ預ける事になつた時...
與謝野晶子 「帰つてから」
...身を預けるということの不満か」「清十郎どの...
吉川英治 「宮本武蔵」
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