...ついには甥の木村長兵衛を起用して四代目の坑長とした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...酒そのものは長兵衛でも権兵衛でもないやうだつた...
種田山頭火 「行乞記」
...忘れもしない天狗長兵衛作の聖観音菩薩...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その本の中に書いてある筈です)名作中の名作天狗長兵衛の観音像も...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...有った」綾麿は夢中で天狗長兵衛の観音像を取上げると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...天狗長兵衛の観音様は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...長兵衛という名前だけは強そうなボケ茄子(なす)のような親爺を訪ねると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...みんな申上げますよ」ボケ茄子の長兵衛は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次とガラッ八は長兵衛を引立てて源助町まで飛びました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...花川戸(はなかはど)の長兵衞をはじめさうした人たちは...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...まことに根は善人なる長兵衛という人の性格を浮彫りにしているとおもう...
正岡容 「我が圓朝研究」
...次に長兵衛が佐野槌から借りる百両――その百両という金額に対して...
正岡容 「我が圓朝研究」
...みすぼらしい長兵衛の様子を見てこの人に何すがれるものかという軽蔑の心持とがまざまざそこから感じとられて...
正岡容 「我が圓朝研究」
...故に其形勢多くは此長兵衞の傳えしことを以てしるすなり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...必ず実行組合長兵衛門の悪口を云う...
横光利一 「夜の靴」
...幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)の死からその端を発している...
吉川英治 「剣難女難」
...もしこの長兵衛が...
吉川英治 「新書太閤記」
...拙者も、滝川長兵衛だ、おいッ、そう恐(こわ)がって、手荒にするな」長兵衛は、その腕力を封じられると、こんどは、くそ度胸を面(つら)がまえに見せて云った...
吉川英治 「新書太閤記」
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