...芋焼器の発明昭和五年実用新案広告第八八三四号(類別、第九十六類九、飲食物製造機雑)――出願人、山形市×澄町吹張、伊×長兵衛氏...
海野十三 「発明小僧」
...髯(ひげ)の長兵衛と言われて...
高村光太郎 「回想録」
...單に徳川時代のみに就ていふも、大久保彦左衞門、佐倉宗五郎、幡隨院長兵衞、荒木又右衞門なんどいふ連中は、歴史的豪傑としては殘つて居ないが、兒童走卒も尚ほ能く其の名を記憶して嘖々是れを傳唱するのを思へば、彼等は正さしく口碑的豪傑の尤なるものである...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...幡随院長兵衛のように鎗のふすまの中に...
中井正一 「美学入門」
...自分は早くも長兵衛小屋の下にたたずんでいたと言います...
中里介山 「大菩薩峠」
...「長兵衛小屋大菩薩峠ノ道ヲ通ル旅ノ人...
中里介山 「大菩薩峠」
...名仏師天狗長兵衛(てんぐちょうべえ)の彫った観音様に引(ひき)ずられて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ここには幡随院の長兵衛が生きており...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...続いて大番頭の長兵衛...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見掛けよりも賢こさうな長兵衞は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次とガラツ八は長兵衞を引立てて源助町まで飛びました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...長兵衛の気持のいゝのには驚いた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「長兵衛」のらず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...前に吾妻橋で男が長兵衛に自分は身寄りのない上に御主人が「あまり私を贔屓になすって下さいますもんですから...
正岡容 「我が圓朝研究」
...そこへ「長兵衛さんとおっしゃる棟梁さんのお宅はこちらで」と旦那が訪れると「ええ何に棟梁でも何んでもねえんで」とうちの中で長兵衛自身術もなく棟梁を否定し...
正岡容 「我が圓朝研究」
...武田長兵衛から新薬の試用が来ている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)の死からその端を発している...
吉川英治 「剣難女難」
...石川数正の部下は、「しかし、こやつは、武士らしからぬ卑劣者でございまする」と、捕縛(ほばく)したとき、長兵衛が、身に持っている金子十枚をやるから逃がしてくれ――といったことを、みずからの潔白(けっぱく)も誇るべく、家康へはなした...
吉川英治 「新書太閤記」
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