例文・使い方一覧でみる「長々しい」の意味
スポンサーリンク...長々しい述懐はしなかつたであらう... 
芥川龍之介 「枯野抄」
...他の遊星にいる理性を備えた存在の属性に関して長々しい論弁を費やしているのもまた当時一般の傾向を示すものとして注意するに足りるのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...その牡鳥は多くは二尺位もある長々しい尾を持っているので...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...長々しい欠伸（あくび）まじりで礼讃（らいさん）しあった...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...長々しい報告を喋りはじめた...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...それについては実に長々しい物語があるのだし...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...はてしなく長々しい論文をしたため...
太宰治 「女の決闘」
...他の人々には長々しい議論によつてでないと理解せられないものがあるからである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...長々しい系図が語っているように...
徳田秋声 「縮図」
...中学生のよく書くやうな長々しい艶書を花子に手渡した...
永井荷風 「来訪者」
...僕はあの人物を知らなかったので君に大変失敬した勘弁（かんべん）したまえと長々しい謝罪をした...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...百五十年に及ぶ長々しい貧窮をつづけていたが...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...その合間に証拠についての長々しい注釈を加えた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...大竜の長々しいやつを大多忙の暇を窃（ぬす）んで書き続け四（ママ）年一日夜半成る）（大正五年三月...
南方熊楠 「十二支考」
...恰度長々しい小説を讀終つたところだつたので...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...それはこゝ迄の長々しい批評の中に斷片的ながら云ひ盡されて居るやうに考へられるのでやめる事にした...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...こうした長々しい駅路の情景を語って興味を催しえたのは...
柳田国男 「雪国の春」
...殆んど新聞の半面を蔽うているその長々しい大記事を読んでいるうちに...
夢野久作 「老巡査」
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