...彼は鉄面皮だから、批判されても動じない...
...鉄面皮の彼女には、一度も謝罪したことがない...
...鉄面皮の政治家ですね、あの人は...
...彼は鉄面皮のセールスマンで、断られても商品を売りつけようとする...
...鉄面皮の態度に、周りの人たちはうんざりしていた...
...僕も亦(また)僕の小学時代には鉄面皮(てつめんぴ)にも生薬屋(きぐすりや)へ行つて「半紙(はんし)を下さい」などと言つたものだつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...鉄面皮な胃の腑はそんな間(なか)でも平気で呼吸(いき)をしてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...鉄面皮にも平気で脚を踏み伸して横になつてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...私はこの犬の鉄面皮(てつめんぴ)には...
太宰治 「畜犬談」
...鉄面皮、と原稿用紙に大きく書いたら、多少、気持も落ちついた...
太宰治 「鉄面皮」
...そのとおり鉄面皮の愚作者なのだ...
太宰治 「鉄面皮」
...ずうずうしい鉄面皮になる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...『鉄面皮即カラマゾフ的良心だ!』七 野心家の神学生アリョーシャは長老を寝室へ助け導いて寝台の上へ坐(すわ)らせた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...また鉄面皮な言葉を言い出した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は更にその鉄面皮を責めたてた...
豊島与志雄 「理想の女」
...いったいどこから出てきたのか? 恒星の鉄面皮を有するその戦いの新参者は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その比喩(ひゆ)はいかにも鉄面皮であって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...横里鯨之進は実行家で鉄面皮で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ト云ッたら或は「イヤ懶惰で鉄面皮で自惚で法螺を吹くから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...鉄面皮(てつめんぴ)の世界でも耐えるだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...傲慢(ごうまん)な鉄面皮が消え...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...よもやそんなあられもない鉄面皮さを発揮しようとは...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...ご機嫌うるわしくいらせられますかい?」――そんな鉄面皮な挨拶をセルゲイがカテリーナ・リヴォーヴナに向ってしたのは...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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