...飄然(ひょうぜん)と見てきたのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「わたくし自身について」
......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...孤笈飄然(こきふへうぜん)として英京に去れり...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...一拶(いっさつ)を残したまま飄然(ひょうぜん)として竹林に去ってしまった...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...田島先生が飄然(ひょうぜん)としてこの南海の楽園に再来されんことを祈るのである...
伊波普猷 「「古琉球」自序」
...夜光命(よびかりのみこと)飄然來りて裸男を訪ひ...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...飄然と何處ともなく出で行きぬ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...輕裝飄然として西行するや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...飄然(ひょうぜん)として山を出て...
中里介山 「大菩薩峠」
...かね」と迷亭はあいかわらず飄然(ひょうぜん)たる事を云う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そんな邪魔な騒ぎをしないでまあ静かにしろと車引やゴロツキを引き込まして飄然(ひょうぜん)と地蔵様の前へ出て来ました」「雪江さん飄然て...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...なに?」「飄然と云うのはね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そんな飄然(ひょうぜん)とした思いが...
火野葦平 「人魚」
...変屈者のA老人は唯一人飄然(へいぜん)と海岸へ来て...
松本泰 「緑衣の女」
...有閑インテリらしい気分と面構(つらがま)えで飄然と往来から這入って来るんですね...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...何か気違いじみた素晴しく軽い飄然とした気持ちだった...
横光利一 「旅愁」
...飄然(ひょうぜん)と帰って行った...
吉川英治 「大岡越前」
...――そして飄然(ひょうぜん)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索