...他人の感情を重んじる習慣がほとんどなかったのだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...わが国人がいかに傑作品を重んじるかということが説明される...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...信義を重んじる中国人のほうがはるかに信用がおける...
高見順 「いやな感じ」
...伝統や格式を重んじるごく一部の貴族富豪の特権階級だけに...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...科学的「実証」を重んじる世界観であったことを注意しておこう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...そして問題の概念を重んじることと立場の概念を重んじることとのこの対立は...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...如何に面子(メンツ)を重んじる政府だってもはや施す術がない...
久生十蘭 「魔都」
...それなのにマーク・ベンモアを巻き込もうとしている」「マークは信義を重んじる人です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...たとえ信義を重んじる男のいとしい娘でも...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...単純であり従順であり先例を重んじるのだと主張する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そして或いはその古さを、或いはこれを説く人の権威を、重んじる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...古い伝統を重んじること...
横光利一 「欧洲紀行」
...もしパリに科学を重んじる精神がなかったら...
横光利一 「旅愁」
...何より武士道を重んじる心の姿勢は...
横光利一 「旅愁」
...重んじるのがかえって...
吉川英治 「黒田如水」
...武士が然諾(ぜんだく)を重んじる節義とが...
吉川英治 「新書太閤記」
...第一に重んじるのは礼儀作法である...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一諾(だく)を重んじるという事がござりますぞ...
吉川英治 「夕顔の門」
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