...かいつぶりが二匹遠くの方に水尾をひいて泳いでゐるのが眼に入つた...
高濱虚子 「古江」
...夜中水尾木(みずおぎ)の処(ところ)にボチャ/\して少しも前に進まない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...昔後水尾帝の御代に始めて朝鮮から渡り来ったといわれる彼の蝋梅(ろうばい)でしたところが逸早く咲く花を着け一月には已に発(ひ)らき初める...
牧野富太郎 「植物記」
...寒い水尾をのこしてうねりゆく蒸汽の白ペンキの屋根の上には...
正岡容 「大正東京錦絵」
...既往の江戸文化及びその水尾を曳いてゐる明治大正の市井文化の方が...
正岡容 「寄席風流」
...たしかにこの演出のほうが心憎いほど我々に水尾曳いてのこる余韻がある...
正岡容 「我が圓朝研究」
...『後水尾院(ごみずのおいん)年中行事』上に...
南方熊楠 「十二支考」
...家に後水尾天皇の宸翰二通...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後水尾(ごみずお)天皇に上(たてまつ)ったと云ってあるから...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...後西院は後水尾天皇の第七皇子で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...水尾甲斐守の耳に入りしと覚しく...
夢野久作 「白くれない」
...水尾様御工夫の踏絵の御調べあるべしとなり...
夢野久作 「白くれない」
...丹波口から水尾(みずのお)へ上ってゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...前日、東六右衛門をもって威徳院(いとくいん)まで知らせてあるので、水尾村には、山上の僧や神官たちが出迎えに出て待っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...後水尾上皇の御信任厚く...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...一の洲(す)二の洲の水尾木(みおつくし)も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...目印山(めじるしやま)の水尾木(みおつくし)を沖へ離れ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...主上(しゅじょう)後水尾天皇の御座ちかく召され...
吉川英治 「宮本武蔵」
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