...酒匂川の支流なる河内川の流域にあり...
大町桂月 「足柄の山水」
...漸く帰つて来たよ』何でもそれは小田原の酒匂(さかは)あたりの話だと覚えてゐる...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...渋柿)*震災後の十月十五日に酒匂川(さかわがわ)の仮橋を渡った...
寺田寅彦 「柿の種」
...もともと里子の郷里では酒匂(さかは)直吉と里子の結婚は大反対で...
林芙美子 「瀑布」
...何時か酒匂さんに逢へると思つてゐました」と大人びた事を云つた...
林芙美子 「瀑布」
...酒匂さんに云つたら軽蔑されさうなのよ」「何? 何があつたの? かまわないから云つて御覧よ...
林芙美子 「瀑布」
...里子はかざり気なく酒匂に話したい様子だ...
林芙美子 「瀑布」
...酒匂さんだつたの...
林芙美子 「瀑布」
...足柄路は酒匂(さかわ)川のほとりを関本に上り...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...隣りの酒匂(さかわ)村が隱岐の郷里で...
牧野信一 「痴日」
...小八幡(こやはた)か酒匂(さかわ)の方まで行つて見ようか...
牧野信一 「痴日」
...酒匂川筋の山北(やまきた)停車場や...
村井弦斎 「食道楽」
...酒匂川(さかわがわ)を越えると...
吉川英治 「篝火の女」
...酒匂の木戸は、往来人の検(あらた)めに厳密をきわめていたが、誰あって、彼を敵国の乱波者(らっぱもの)(間者)と見やぶる者はなかった...
吉川英治 「篝火の女」
...酒匂(さかわ)ノ十太(じゅうた)こそ...
吉川英治 「私本太平記」
...酒匂(さかわ)の宿でその騒ぎを知りました...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏の軍が酒匂(さかわ)の駅に着いた日...
吉川英治 「私本太平記」
...翌日の彼らはもう酒匂(さかわ)の上流を折れて足柄山(あしがらやま)にかかっているのを知っていた...
吉川英治 「私本太平記」
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