...孔雀(くじゃく)が豚を道連れにするエソップにでもありそうな図が憶出(おもいだ)された...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...君はいつ帰るの?」散歩の道連れの大宅幸吉(おおやこうきち)がうしろから話しかけた...
江戸川乱歩 「鬼」
...「途中でも女と道連れになんか成らないようにして下さいよ...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...道連れといつては誰一人ありませんでした...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...若い道連れの方へさし向けた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...こんな男の道連れになるのん死ぬよりイヤや思いなさったら...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...八本松から西条までルンペン君と道連れになつた...
種田山頭火 「行乞記」
...手足の不自由な同行と道連れになり...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...せめてもの道連れにとおもって...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...傍流にはかりそめの道連れの女の人であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...中房よりの道中の道連れの...
中里介山 「大菩薩峠」
...道連れになってもらおう……私はぼんやり広小路を見た...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...僕のように気持のいい旅の道連れだとは思わないだろうと思う...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...北極厳冬に襲われたロンドン物語――危機状況、冬の道連れは、飢饉、寒冷、火災一デイリーチャット紙の編集部長がいぶかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...奇妙な道連れであつた...
牧野信一 「馬車の歌」
...道連れはお前たちを慰めることができる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...百姓たちの顔色も明るいぞ」道連れの男と...
吉川英治 「黒田如水」
...老坂から道連れでツイそうは行かなかったんだ」と顎をしゃくって身をそらす...
吉川英治 「剣難女難」
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