...實に最も有力なる同志の一人であつた...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...軍船撃滅法発見のキッカケをつくる有力なるキャタライザーにめぐりあったことを喜ぶのあまり...
海野十三 「軍用鮫」
...このようなことをしでかす最も有力な動機があると証明された...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...「有力な武器って...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...応用という言葉は何か有力な意味を有つにはあまりにも都合の好すぎる言葉なのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...最も有力な攻撃は主として...
戸坂潤 「科学方法論」
...二十世紀の有力な諸哲学は――プラトンの『ポリテイア』やアリストテレスの『ポリティカ』のような古典的な手本にも拘らず――不思議にも...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...閣下が果して頼つて以て有力なる忠僕とするに足る可き乎...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...名物の檜笠(ひのきがさ)と白箸(しろはし)とは土地の有力なる物産である...
中里介山 「大菩薩峠」
...主謀者の中の有力なものとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...本能の如何に義務心より強いかを証明するに足るべき有力な出来事である...
夏目漱石 「文芸とヒロイツク」
...全くちよいとした事から人に先んじて一つの有力な手掛を掴み出した時...
南部修太郎 「探偵小説の魅力」
...その政党が十分広汎な文化の領域を見とほす視野をもつてゐる有力な政党であるならば...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...先生はその最も有力な紹介者であった...
三木清 「西田先生のことども」
...何より有力な証拠品である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...僅か百六十余名の小勢を以て有力な君主に襲いかかるというような...
和辻哲郎 「鎖国」
...ガスカは僧侶でありサラマンカ大学の有力な学者であったが...
和辻哲郎 「鎖国」
...深い観念を現わす言葉を浅薄化するという日本に著明な傾向の有力な一例となったのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索