...この理由からして科学者の説を有力な参考としていても或る程度以上はやはり余り信仰しなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...これこそ事件の最有力な鍵として検事たちを悦ばせ...
海野十三 「地獄の使者」
...ある有力な財閥人を紹介する...
海野十三 「第五氷河期」
...人心を導く上に詩は最も有力なるものであるから...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...もし今後黄色人種の中に有力な国ができて...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...特に優れて有力な理論的能力を必要とするであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...最も有力な支配的な思想となったのは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...古来有力な哲学の殆どすべては必ず社会に関する哲学部門をその体系の重大な部分として有っている...
戸坂潤 「辞典」
...後藤内相は国維会の最も有力なスターの一人だったのである(但し後に国維会は表面上解散した)...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...名物の檜笠(ひのきがさ)と白箸(しろはし)とは土地の有力なる物産である...
中里介山 「大菩薩峠」
...それがために有力な資料を持ち来(きた)した一味の同志の一人と見るよりほかはありますまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...氷河の研究に一つの有力な武器となる...
中谷宇吉郎 「雪の化石2」
...等しく有力な本能によってその種の増加へと駆り立てられるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして今日技術と武力とにおいて最も有力な国も...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...死亡こそが結婚に対する一切の奨励の中で最も有力なものであることが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それから便所へかけてある西洋手拭は梅毒と痳毒(りんどく)とトラホームの有力なる媒介者(ばいかいしゃ)だそうですから私は使った事もありませんが随分使う人もあると見えて黒くなっています...
村井弦斎 「食道楽」
...赤穂の町の内外には有力なる柳田家が多く...
柳田国男 「故郷七十年」
...そうして他のもう一つの有力な契機...
和辻哲郎 「鎖国」
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