...わが子の三斎と連れ立つて烏丸家を訪ねたことがあつた...
薄田泣菫 「器用な言葉の洒落」
...自分は一度連れ立つて文楽座の人形芝居に往つた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...二人は連れ立つてそこらの珈琲(コーヒー)店に入つて往つた...
薄田泣菫 「茶話」
...T氏は洋服姿の夫人と連れ立つて...
薄田泣菫 「茶話」
...先きになり女の猿廻しが二人連れ立つて夕暮の町を歩いて行く男のやうに筒袖を着て...
千家元麿 「自分は見た」
...連れ立つて高利貸のところへ行つた...
高田保 「貸家を探す話」
...裁判所行きの地橙孫君と連れ立つて歩く...
種田山頭火 「行乞記」
...夜、樹明来、連れ立つて、どしや降りの中を街へ、そしてそれからそれへ飲みあるく、とろ/\がどろ/\になつて帰庵、御苦労々々々...
種田山頭火 「其中日記」
...わたしは連れ立つて驛へ出る道をさがす振(ふり)をして...
永井荷風 「畦道」
...毎夜連れ立つて、ふけそめる本所の町、寺と倉庫の多い寂しい道を行く時、案外暖く、月のいゝ晩もあつた...
永井荷風 「雪の日」
...さうして私は兄と連れ立つて長い階段を下りて...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...連れ立つて來たのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三五郎と三人連れ立つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人は話もせず一緒に連れ立つて歩かうともしないで...
室生犀星 「神のない子」
...板倉鳥子さんが邦子さんと連れ立つてそばへ來て...
横瀬夜雨 「女子文壇の人々」
...連れ立つたのは二フランであり...
吉江喬松 「山岳美觀」
...樂しげに連れ立つて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...正成と連れ立つ者は...
吉川英治 「私本太平記」
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