...急に帰途に就くこととなり...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...人生究竟の價値に參せむとするアスピレーシヨンに變形するに非ざれば實現の途に就く事が出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...月の末頃には必ず帰京の途に就くとの事で...
石川啄木 「悲しき思出」
...小室は一人の從者に命じ、馬を太都夫に讓らせ、小室を中に太都夫丹濃左右に轡を竝べて、歸途に就く...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...』七途にして和泉屋の番頭の來り迎ふるに逢ひ、一寸明賀屋に立寄りて、歸途に就く...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...それより汽車にて歸途に就くやうにしては如何にぞや...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...目白驛さして歸途に就く...
大町桂月 「千川の櫻」
...横浜出帆の筥崎丸(はこざきまる)にて仏蘭西(フランス)遊学の途に就く...
高浜虚子 「五百句」
...売家を買はんかと思ふ春の旅四月三十日 三時頃シエクスピア菩提寺より帰途に就く...
高浜虚子 「五百五十句」
...午後の汽車で帰途に就く...
種田山頭火 「其中日記」
...もう遅いので慌てて、帰途に就く...
中島敦 「光と風と夢」
...暮れてから帰途に就く...
中島敦 「光と風と夢」
...朝食後テーラーと共に馬を走らせて帰途に就く...
中島敦 「光と風と夢」
...池を一周して私達は帰途に就くべく街へ出ました...
牧野信一 「蔭ひなた」
...虚子を猿楽町に訪ひて夜に入りて帰途に就く...
正岡子規 「夜寒十句」
...そんな連中は有為果敢の材を抱きながら官途に就く事が出来ず鬱勃たる壮志を抱いたまま明治政府を掌握している薩長土肥の横暴振り...
夢野久作 「近世快人伝」
...父の一行は太政官へ復命のため四月十九日帰京の途に就く...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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