...実際また彼女の身の上をはじめ...
芥川龍之介 「女仙」
...かっと取りのぼせるほど貞世の身の上が気づかわれてならなくなった...
有島武郎 「或る女」
...かれらの身の上をまもりたまえ...
海野十三 「怪星ガン」
...ただ友人の身の上を案じながら...
海野十三 「地球盗難」
...こういう町に育ったお作の身の上が...
徳田秋声 「新世帯」
...自分の抱負や身の上を語った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身の上をいろいろ尋ね...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...エロディーの身の上のことで...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...この旅人は自分自身の身の上については...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...宿場女郎(しゆくばじよらう)のさびれた色香にひかされて通ふ身の上でもなかつた...
平出修 「二黒の巳」
...無くもがなの身の上もある...
本庄陸男 「石狩川」
...たとえただ今は御破婚のお身の上でも...
正岡容 「圓朝花火」
...この縁談の受けられるほどの身の上であったならと悲観を母はするばかりであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その時夢にも想わぬ災害が玄機の身の上に起って来た...
森鴎外 「魚玄機」
...近くはアルバ公がブリュッセルにおいてホルン侯とエグモント侯のおん身の上に関して我々に見させたあの悲劇の中にはいろいろと注目すべき事柄が沢山にあったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ご存じの身の上ですから心配なくお使いできると存じます」「しかし御婦人の身では……」「かような事には女のほうがよろしゅうございます...
山本周五郎 「新潮記」
...明くる日おなつから詳しく身の上を聞きながら...
山本周五郎 「契りきぬ」
...その女の身の上にも...
吉川英治 「江戸三国志」
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