...それから靴の裏の鋲のそばに...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...裏の子供が便所に落ちたといつて騒いでゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...葉子の家の裏の川の向うへ渡ると...
徳田秋声 「仮装人物」
...そのかねが大裏の物置小屋で死児を産んだという...
外村繁 「澪標」
...屋根裏の自分の室では...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...此間だつて兼が出だす晩にも後で氣がついて見りや裏の垣根(くね)のあたりに二人ばかりうろ/\して居たんだがおらちやんと見當がついてんだ...
長塚節 「芋掘り」
...雨戸を突き飛ばして裏の空地へ眞に飛鳥の如く飛び出して居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...舞台裏の楽屋に案内しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...乾物(ひもの)を焼く匂ひが裏の方から流れて来た...
林芙美子 「浮雲」
...それでも三年たつと三つになつてよちよち歩き出すと白痴と親友になつて裏の池へ釣に出かけるのだ...
北條民雄 「白痴」
...犯人は裏の部屋の窓から出たにちがいないのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...ただならない物音を聞いて飛んできたんです」鈴木は裏の廊下から...
松本泰 「宝石の序曲」
...普通の人にはまるで氣づかれないで裏の世界の網が張られている...
三好十郎 「肌の匂い」
...屋根裏の一燈微に燃えて...
森鴎外 「舞姫」
...裏の戸口からぬけ出した...
山本周五郎 「失蝶記」
...内裏のおいとまも今日を限りに...
吉川英治 「私本太平記」
...この路次裏の家で酒となり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...左大臣家の裏の河原で...
吉川英治 「平の将門」
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