...もう何物にも困っていないので、この仕事も前向きにやりたい...
...彼の技術は、何物にも代えがたい...
...最新のスマートフォンは、何物にも比べ物にならない機能がある...
...プレゼントに何物よりも大切なのは、思いやりと心遣いです...
...彼女の美しさは、何物にも勝る自然の力を感じさせる...
...何物(なんに)も無いんですけど晩餐(ごはん)を差上げてから始めるんですつて...
石川啄木 「鳥影」
...生命を何物よりも重んずることになる...
伊藤左千夫 「浜菊」
...何物をも何事についても考へ得られない...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...賊の正体が何物であるのか...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...一寸又立ち上って終っている工合が他の何物にも無いセミ特有の線である...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...そうして二度三度とちがった時に読み返してみるごとに新しき何物かを発見するかしないかである...
寺田寅彦 「科学と文学」
...しかし彼らがこの書の中に彼らに親しい何物かを感じたには相違ないと想像される...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...それは自然科学の学問性を破壊することを除いて何物をも意味しない...
戸坂潤 「科学方法論」
...性格に従って行なわれる分析はその限り性格の分析を結果する――空間概念の事態が分析されればそれだけ空間概念の性格が分析される以外の何物が起こるのでもないから...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...常識以下のものは何物も存しないということが同語反覆的に自明なこととなる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それを私は何物にも乱されることなく...
豊島与志雄 「聖女人像」
...時は何物をも美化しなければやまない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...プロレタリアの勝利に貢獻するような何物をももつていないことは誰しも異存のないところである...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...遅かれ早かれ何物かが美しい世界へ踏み込んで来て...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...もう何物によっても満たされえぬどんよくとなって現われている厭気(いやき)――そこから来る狐疑(こぎ)であった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...何物にもかえがたい私の妹をだよ...
宮本百合子 「悲しめる心」
...「何物も動かすなかれ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何物をも恐れはせぬぞ...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
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