...もう何物にも困っていないので、この仕事も前向きにやりたい...
...彼の技術は、何物にも代えがたい...
...最新のスマートフォンは、何物にも比べ物にならない機能がある...
...プレゼントに何物よりも大切なのは、思いやりと心遣いです...
...彼女の美しさは、何物にも勝る自然の力を感じさせる...
...何物も皆笑ふ...
李箱 「狂女の告白」
...彼は其一ヶの木桶の外に何物をも有する勿(なか)りき...
石川啄木 「閑天地」
...さうして私は最早生田氏のその態度について云ふべき何物も持たない...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...もし實際に寒は熱の缺存以外の何物でもないことが眞であるならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...今もしこの「何物か」が他の一つの要素Bであるとすれば...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...私の関心の対象が何物であるかを示す第四の例として...
戸坂潤 「友情に関係あるエッセイ」
...何物かにたいする興味もない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もう街路にも庭の中にも、何物もなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...生命の方へ向かう万物の聖なる努力を何物も妨げていなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そしてこの両者の間には著しく相反目している何物もない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...その何物であるかは鑑定に苦しむ...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼らの身体なり精神なり知識なりの発達を助くるものが何物でも教育である...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...コニーが愛は何物にも優先すると話したら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...神聖な何物も存し得ず...
三木清 「歴史哲學」
...何物かを発見したのではあるまいかと思った...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...老中の職権にあるぞと言わんばかりな威嚇でなくて何物でもない...
吉川英治 「剣難女難」
...何物にも阻(はば)められない滝津瀬(たきつせ)の水にも似ていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...現実なるものは何物も永遠でない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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